アメリカ海軍は2026年10月13日、就役を控えた最新鋭原子力空母「ジョン・F・ケネディ」において、F-35C「ライトニングII」が発着艦を実施したと発表しました。
実は初めての着艦だった
アメリカ海軍は2026年10月13日、就役を控えた最新鋭原子力空母「ジョン・F・ケネディ」において、F-35C「ライトニングII」が発着艦を実施したと発表しました。
今回の試験は、アメリカ海軍で最新かつ最大級の空母であるジェラルド・R・フォード級において、F-35Cが初めて発着艦を実施した事例となります。
「ジョン・F・ケネディ」は、ジェラルド・R・フォード級の2番艦です。実は、1番艦の「ジェラルド・R・フォード」では、F-35Cの着艦・発艦試験が従来の艦載機適合性試験に含まれていませんでした。そのため、同艦ではF-35Cの運用に必要な試験や対応が完了しておらず、F-35Cを搭載する航空団を通常の作戦展開で継続的に運用できる状態には至っていませんでした。
フォード級は、リニアモーターの原理を応用した電磁式カタパルト(EMALS)を採用しています。また、着艦する航空機を減速・停止させるアレスティング・ギアにも、新型の先進型着艦制動装置(AAG)を採用しています。
「ジョン・F・ケネディ」は、こうした新型装置を搭載し、F-35Cの運用を見据えて建造されています。そのため、1番艦の「ジェラルド・R・フォード」とは異なり、既存艦への大規模な改修を行うことなく、F-35Cの運用に必要な能力を備えることを目指しています。
今回の初着艦・発艦試験は、第23航空試験評価飛行隊(VX-23)「ソルティ・ドッグス」が実施しました。これにより、同艦が最新鋭艦載戦闘機であるF-35Cを運用する能力を備えていることが実証されました。
ちなみに、「ジョン・F・ケネディ」は当初、2020年に就役する予定でした。しかし、電磁式カタパルトや兵器用エレベーターなどの技術的課題に加え、建造途中での設計変更などにより、スケジュールは大幅に遅延しました。現時点では、2027年3月にアメリカ海軍へ正式に引き渡される予定となっています。
【新型空母に降り立つ!】これが、F-35C着艦の瞬間です(動画)