ANAホールディングスと全日本空輸は2026年10月16日、本社機能を東京・汐留から八重洲へ移転すると発表しました。2030年春頃の予定で、働きやすい環境を整備し、社員の活力最大化を目指すとしています。
新オフィスで目指す“次のワクワク”
ANAホールディングスANA(全日空)は2026年10月16日(金)、現在、汐留シティセンター(東京都港区)に置いている両社の本社機能を移転すると発表しました。
移転の時期は2030年春頃が予定されており、移転先は東京駅前で開発が進む「八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業」で建設中のビル「YAESU CORE」です。
これにあわせて、グループの一部機能についても、同じく2030年春頃を目途に、「田町駅西口駅前地区開発事業」(東京都港区)で整備される新拠点へ移転するとしています。
今回の移転は、2026-2028年度のANAグループ中期経営戦略に盛り込まれた、成長の価値創造サイクルを回し続けるための土台づくりとして実施されます。空港などの顧客と接する最前線であるカスタマーフロントラインからスタッフ部門に至るまで、働きやすい職場環境を整えることで、社員の活力を最大化させ、付加価値の創造につなげる狙いです。同社はこれを「人的資本経営」の加速と位置づけています。
ANAが新オフィスで目指すのは、広大なフロアの中で役員と社員が日常的に交わり、活発なコミュニケーションが生まれる空間を創出することだといいます。
本社が入る「YAESU CORE」は地上43階・地下3階建て、高さ約227m、延床面積約38万9290平方メートルの大規模なオフィスビルです。一方、グループ機能の一部が入る田町の新拠点は、地上24階・地下2階建て、高さ約125m、延床面積約9万8570平方メートルとなります。
各新オフィスにおける具体的な機能配置や移転計画の詳細は、今後の検討を経て決定される予定です。ANAグループは、今回の移転を機により多様な人材が能力を最大限に発揮できる環境を整え、経営ビジョンである「ワクワクで満たされる世界を」の創造に向け、グループとして更なる高みを目指していくとしています。