阪急電鉄が全営業車両の中吊広告を終了すると発表しました。
狙いは「快適性」と「環境配慮」
阪急電鉄は2026年10月14日、全営業車両における中吊り広告の掲出について、2027年4月4日の営業終了をもって終了すると発表しました。
対象は阪急電鉄の全線で運行される営業車両で、他社からの乗り入れ車両は除かれます。電車内の風景が大きく変わるかもしれません。
阪急は中吊り広告について商品やサービス、イベント情報などを乗客に届ける媒体としての役割を果たしたとしつつ、近年はスマートフォンやデジタルメディアの普及で車内の過ごし方も多様化し、「より落ち着いた移動空間で過ごしたい」というニーズが高まっているとしています。
中吊り広告を全廃することで、車内の見通しや開放感を高め、乗客がより快適で心地よく過ごせる空間の実現を目指すということです。また、その制作に使用される紙資源や印刷資材を大幅に削減できるとしており、2025年度実績からの試算では、年間で約83万枚分もの紙資源が削減される見込みだといいます。
阪急は「快適で質の高い鉄道サービスの提供と、環境負荷の低減の両立を図りながら、持続可能な社会の実現に貢献していきたい」としています。