医療従事者の精神障害急増=労災認定、災害やカスハラ要因―過労死白書

世界の日本食ブーム 今何度目?

 政府が9日閣議決定した2026年版の「過労死等防止対策白書」で、医療従事者の精神障害に対する労災認定件数が急増していることが明らかになった。悲惨な災害経験のほか、医療機関利用者らによる迷惑行為「カスタマーハラスメント(カスハラ)」も要因とされ、対策は急務だ。
 白書では、医療従事者の精神障害に対する労災認定件数について、12年度から3年ごとの推移を分析。直近の21~23年度は年間平均59.3件に上り、12~14年度(16.3件)の3.6倍に増えた。全期間を通じた要因別では「悲惨な事故や災害の体験、目撃」が最多だった。
 一方、25年度の医療・福祉業界の精神障害に関する労災の要因は「対人関係」がトップ。カスハラや上司とのトラブルが含まれるとみられる。