戦場に落ちる“光る糸”の山 ドローン戦術の進化が残す新たな「ゴミ問題」をウクライナ軍公開「百キロメートル先まで覆われている」

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ウクライナ政府の公式サイト「ユナイテッド24」の公式Xは2026年10月5日、前線が光ファイバーケーブルで覆われている様子を公開しました。

戦闘が終わっても残り続ける細いケーブル

 ウクライナ政府の公式サイト「ユナイテッド24」の公式Xは2026年10月5日、前線が光ファイバーケーブルで覆われている様子を公開しました。

 これらの光ファイバーケーブルは、ドローンの運用に使用されたものです。ウクライナとロシアの戦闘では、車両や兵士を攻撃するために使われる一人称視点(FPV)のドローンが、妨害電波などによって行動不能になることを回避するため、光ファイバー誘導型のドローンが使われるケースが増えています。

 光ファイバー誘導型ドローンは2024年頃からロシア軍が使い始め、ウクライナ軍も2025年から生産・配備を増やしました。2026年7月には、ウクライナ側だけで約35.2万機の光ファイバーFPVドローンがウクライナ軍に納入されたと報じられており、ロシア側も同数か、それ以上のドローンを運用しているとされています。

 ユナイテッド24は、「ウクライナの前線地域は、何百キロメートルもの光ファイバーケーブルで覆われている」として動画を紹介しています。

 これらの光ファイバーケーブルは、回収に大きな手間がかかるだけでなく、森林や農地、河川などに絡まり、野生動物や植生への影響も懸念されています。

 さらに、電線や道路、車両、農業機械などに絡まる可能性もあります。ケーブルが切断され、さらに細かく分断されれば、回収は一層困難になると考えられます。

 こうしたことから、光ファイバーケーブルはすでに新たな「戦場の廃棄物問題」となっており、環境への影響をめぐる問題としても注目され、国際的な課題となりつつあります。

【残り続ける…】これが、戦場に放棄された光ファイバーです(動画)