8年ぶりの新型! トヨタの「水素バス」ついに発売 航続距離100km延びる

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トヨタが燃料電池で動く路線バス「SORA」の新型を発売しました。いすゞと共同開発した車両で、航続距離は300km以上にアップしています。

航続距離は300kmを突破!

 トヨタは2026年10月5日、水素から電気を起こす燃料電池(FC)システムを動力源とする路線バス「SORA(ソラ)」の新型を発売しました。

 トヨタSORAは2018(平成30)年に初代モデルが登場。初代SORAは、乗用タイプの燃料電池自動車「MIRAI」向けに独自開発したパワートレインシステムを採用していました。

 一方、今回デビューした新型SORAはトヨタの独自開発車ではなく、いすゞとの共同開発モデルとなりました。

 車両寸法は全長10545mm、全幅2485mm、全高3440mmで、定員は70人(座席19人+立席50人+乗務員1人)。プラットフォームは、いすゞが開発したBEV(バッテリー式電気自動車)フルフラット路線バス用のものをベースとしており、これにトヨタが開発したFCシステムを組み合わせています。

 新型SORAのFCシステムは、FCと大容量バッテリーの効率的な使い分けにより、燃費の向上を図っているとのこと。航続距離は初代と比べて約100km伸び、300km以上を実現したとしています。

 心臓部となるFCスタックは、改良された商用車向けの小型・高出力・高耐久なものへ進化しました。さらに、商用車向けの大型水素タンクも新開発。これらFCシステムを屋根上へ配置することで、車両のメンテナンス性も向上させたといいます。

 また、水素の満充填にかかる時間は約10分ですが、充填システムは新しい高速充填規格にも対応。将来的に新規格の水素ステーションが整備されれば、充填時間は約半分に短縮できるそうです。加えて外部給電器を接続すれば、災害時などには非常用電源としても利用できます。

 このほか安全機能では、ドライバーに異常が発生した場合に車両を減速・停車させる「EDSS(ドライバー異常時対応システム)」や、車両前方の歩行者や自転車を検知してドライバーへ通知する「フロントブラインドスポットモニター」を採用しました。

 なお、車型は座席の配置などが異なる都市型と郊外型の計4タイプを展開します。トヨタは今後も「行政や事業者の皆様と連携し、水素モビリティの社会実装を推進」していくとコメントしています。