「ただ組んだだけでこの再現度!?」着剤も塗装も不要なタミヤ製「ワーゲンバス」がお披露目

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2026年10月2日から4日まで行われた「第64回全日本模型ホビーショー」で、模型メーカーのタミヤが、接着不要形式のプラモデルシリーズ「クリックロック」の新商品を公開しました。

接着剤不要のクルマのプラモデルをタミヤが公開

 2026年10月2日から4日まで行われた「第64回全日本模型ホビーショー」で、模型メーカーのタミヤが、接着不要形式のプラモデルシリーズ「クリックロック」の新商品「1/24 フォルクスワーゲン タイプ2(T1)(レッド/ホワイト)」および「1/24 フォルクスワーゲン タイプ2(T1)(ブルー/ホワイト)」を公開しました。いわゆる「ワーゲンバス」のキットになります。

 タミヤはこの製品を、新たなカープラモデルシリーズの第一弾として展開します。大きな特徴がガンダムのプラモデル(ガンプラ)のように、接着剤不要のスナップフィット方式を採用した製品で、あらかじめ成形色で色分けが行われているところです。そのため、素組み(塗装していない状態)でも実車に近い色分けを実現しています。

 このキットのコンセプトについて、担当者は「昔はプラモデルを作っていたけれど、今は作っていない40代~50代の男性に戻ってきてほしいと考えた製品です」と明かします。現在の40代といえば、タミヤのキットでいえばミニ四駆などに慣れ親しんだ世代でもあり、簡単な素組み程度ならば、そこまで時間もかからずにできるだろうと予想して開発したとのことです。

 また、「大体2時間程度で組めることを想定しています」とのことです。これは、仕事が終わった後の時間などに、家のリビングでスケールモデルを組む「リビングモデラー」を意識した時間になります。程よく作り応えがあり、かつ時間もそれほど取られないという、始めやすさを重視しています。

タミヤの技術が光るロゴやバンパー

 さらに、塗料や接着剤が基本的に不要な点も、こうしたリビングモデラーに適しているとのことで、担当者は「例えば奥さんがシンナーの臭いで『きついから使わないで』って、そういうこともあると思うんですけど、そういう問題もこれがクリアになります」と話しました。

 製品としての完成度はタミヤらしく、実車の徹底的な再現性を重視しており、特にワーゲンマークや、ライトホワイトのバンパーに走る銀のラインには、同メーカーの技術が詰まっています。普通のスナップフィットモデルではシールで済ませるような部分ですが、銀のパーツで成形しています。

 「実際の車両でもそうなのですが、このラインの部分は、アイボリーのボディが1段飛び出ているんです。そのため、シールでやるよりも、金型で抜いちゃったほうが、より再現度は高くなります」との解説の通り、確かに立体的で、よりリアルに見える作りになっています。また、組む際に方向を間違えないように、はめる際の穴の形状が正しい方向でないとパーツが浮くような方式になっています。

 さらに、このキットは女性ユーザーの獲得も期待されているとのことです。第1弾がワーゲンバスになったのは、その部分も大きいようです。「見栄えがするツートンボディ。女性も『可愛い』って言ってくれるような、そういう車両ということで決まりました」とのことでした。ほかにも、車体の部分にシールを貼ってデコレーションできるスペースの多さなども、この車両を選んだ理由のようです。

 会場には、第二弾として開発中の「ポルシェ911カレラ RS2.7」も展示されていました。この車両では、運転席などのインテリア部分をシャシー側ではなくボディ側へ取り付ける設計を採ったことが特徴で、これにより、より実車に近いボディとの隙間を再現できるようになっています。