高市首相、経済成長を追求=「財政の持続可能性」連呼―所信表明演説

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 「決断、挑戦、実行」「決断、挑戦、実行」―。高市早苗首相は5日の所信表明演説でこう繰り返し、経済成長を追求する姿勢を鮮明にした。成長なくして「賃上げは続かない」「税収も上がらない」「社会保障の充実もない」と唱え、自身が旗を振る「責任ある積極財政」への理解を求めた。
 財政悪化への懸念から長期金利の上昇や円安が続く中、「市場の信認」を重視した。「財政の持続可能性」は3回登場。「『責任ある積極財政』を進める上での当然の前提だ」と述べた。政権幹部は「市場の理解があって初めて信認につながる。きめ細かく説明することが大事だ」と解説した。
 演説では、中国の歴史書「後漢書」から「志ある者は事(こと)竟(つい)に成る」を引用。「しっかりとした志を持っている者は困難があっても必ず成し遂げられる」ことを意味する。首相周辺は「政権発足から間もなく1年。結果を出したいという意気込みを表している」と語った。
 周辺によると、首相は自身で修正や書き込みを行う「ペン入れ」にこだわった。演説の文字数は約8800字。昨年10月の自身初の所信表明演説よりも約1200字多い。