セリエC(イタリア3部)のペルージャは3日、アレッサンドロ・ガウッチ氏がクラブの会長に就任することを発表した。イタリアメディア『スカイ・イタリア』などが報じた。
約21年ぶりにガウッチ家がペルージャのトップに君臨する。アレッサンドロ氏の父親ルチアーノ氏は、カルチョの全盛期で強烈な個性を放った名物オーナーだった。競馬で成功を収めたルチアーノ氏は、1991年に当時セリエC1(3部)だったクラブを買収すると、5年後にはセリエA昇格を成し遂げる。自クラブの選手に対して感情的に接することもあったが、元日本代表MF中田英寿や元イタリア代表DFマルコ・マテラッツィ氏、セルセ・コズミ監督らを発掘する慧眼も兼ね備え、2003-04シーズンにはUEFAカップ出場を果たした。
しかし、同シーズンにセリエB降格の憂き目に遭うと、財政問題を抱えたガウッチ帝国は崩壊。ペルージャは2005年に破産し、別のオーナーの手に渡った後も再起できず、2010年にはクラブ消滅を間一髪で免れてセリエDから再出発した。近年はセリエBとセリエCを行き来している。
アレッサンドロ氏は当時のペルージャで代表取締役など重役を歴任。その後、スペインのカディスやマルベージャでスポーツディレクター(SD)を務めた後、2017年以降は表舞台から退いていた。
すると今夏、アレッサンドロ氏はコンソーシアム『Arenacuri』グループの一員としてペルージャの買収に参加し、スポーツ部門の責任者としてSDに就任。そして、10月23日付で『Arenacuri』がクラブの株式100パーセントを取得する予定であることが発表され、アレッサンドロ氏が会長の椅子に座ることも決まった。
ペルージャはセリエC・ジローネB第8節を終えた時点で4勝1分3敗。4シーズンぶりのセリエB復帰を目指している。