部隊配備したばかり 自衛隊の新顔「25式高速滑空弾」眼前で動いた! 未来の“無人戦闘車両”も登場

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2026年10月4日、陸上自衛隊富士学校の開設72周年記念行事が実施されました。陸自の主要装備がズラリと並ぶなか、ひときわ注目を集めたのが、最新鋭の「25式高速滑空弾」と無人車両「テミス」の2つの新顔です。

超音速の「滑空弾」と、キャタピラ駆動の「無人機」

 富士山の麓、静岡県小山町にある富士駐屯地で2026年10月4日(日)、陸上自衛隊富士学校の開設72周年記念行事が実施されました。

 式典では、富士学校長と富士駐屯地司令を兼務する垂水達雄(たるみたつお)陸将が式辞を述べたほか、防衛大臣政務官を務める若林洋平参議院議員などが祝辞を述べました。

 富士学校は、戦闘職種と呼ばれる普通科(いわゆる歩兵)、機甲科(同戦車兵)、特科(同砲兵)の3職種に携わる人材の育成などを担う教育機関で、その支援を行うために隷下に富士教導団という実動部隊を編成しています。

 教育訓練などを行うために、富士教導団を中心として陸上自衛隊が保有する主要装備が、幅広く配備・運用されている点が富士学校の特徴でもあります。おもな戦闘車両を列挙しても、73式装甲車、87式偵察警戒車、89式装甲戦闘車、96式装輪装甲車、90式戦車、10式戦車、そして16式機動戦闘車や99式自走りゅう弾砲、19式装輪自走155mmりゅう弾砲など多種多様ですが、このたび、そこに新顔が加わりました。

 今年の記念行事で新たに披露されたのが、「25式高速滑空弾」と無人地上車両(UGV)「THeMIS(テミス)」です。

 25式高速滑空弾は、これまで陸上自衛隊が運用したことのない新種の装備品です。地上の発射装置からミサイルが撃ち出されると、ブースターにより高高度まで上昇、そこで弾頭部を分離します。その後、弾頭部が超音速でグライダーのように滑空しながら飛翔し、敵の防空網を突破して数百km先の目標を撃破します。

 テミスは、エストニア国防軍やオランダ王立陸軍、そしてウクライナ軍などで運用されている履帯(いわゆるキャタピラ)駆動の無人車両です。最前線など、危険な地域における安定した物資の補給、パトロール任務、情報収集、EOD(爆発物処理)任務などができるように設計されているほか、機関銃や40mmてき弾銃、対戦車ミサイルなどを搭載し、直接的に戦闘を支援することも可能です。

 両装備は、すでに今年6月に実施された富士総合火力演習(総火演)で登場していますが、それに続いて今回の記念行事でも披露され、改めて、多くの人の注目を集めていました。