10月4日スタートの日本テレビ系新日曜ドラマ「ハイド&シーク 0秒前の彼女」(毎週日曜よる10時30分~)で、ヒロインを務める志田彩良(しだ・さら/27)にモデルプレスがインタビュー。恋人にも言えない“ある秘密”を抱えるミステリアスな役柄への思いから、共演する福士蒼汰・田中樹とのエピソード、悲しみとの向き合い方まで、じっくりと語ってもらった。(取材はクランクイン前に実施)
◆福士蒼汰主演「ハイド&シーク 0秒前の彼女」
爆弾事件に巻き込まれ、最愛の恋人・紗奈(志田)を目の前で失ったフリージャーナリスト・津倉(福士)。事件を首謀したテロリストとして国家から追われる身となった彼のもとに、ある日、死んだはずの紗奈から1本の電話がかかってくる。彼女は本当に生きているのか。国家から逃げながら、謎に包まれた恋人を追いかける逃走×追跡劇が幕を開ける。
原作は、デビュー作「屍人荘の殺人」で「このミステリーがすごい!2018年版」など国内主要ミステリーランキングを席巻した人気作家・今村昌弘による完全書き下ろし小説「0秒前の彼女」(双葉社)。志田が演じる紗奈は、優しく穏やかでありつつも、最愛の恋人・津倉にも言えない“ある秘密”を抱えるミステリアスなヒロインだ。
◆志田彩良「演じたことがないような難しい役柄」に挑む
― まず、今作のお話を聞いたときの率直な心境をお聞かせください。
志田:ラブミステリーというとても興味深い題材で、スタッフの方や主演の福士さんをはじめ、これまでにもご一緒したことのある方が多く、また一緒に作品を作れることにワクワクしました。今まで演じたことがないような難しい役柄ではありますが、この役に挑戦することで、役者としてもきっとステップアップに繋がるんじゃないかなと思いました。
― ラブとミステリーが複雑に絡み合う作品ですが、台本を読んだときはどのように感じましたか?
志田:まず、物語のスピード感に驚きました。ミステリーというと、1つの物事をみんなで解決していくという印象があったのですが、今作はこんなにも早く解決して、でもまた新たな謎が生まれて…と、どんどん進んでいくスピード感が、読んでいてすごく楽しいなと思いました。これが映像化されたらどんな作品になるんだろう、視聴者の方はどんなふうに観てくださるんだろうとワクワクしました。
― 今回演じる紗奈は、主人公・津倉の恋人でありながらも“ある秘密”を抱えている、視聴者から見ると謎の多い人物ですが、志田さんは現時点で紗奈をどういう女性だと捉えていますか?
志田:表面的な部分で言うと、紗奈はすごく優しく、自分よりも誰かのために動くことができる、自分が犠牲になってでも誰かを助けたいと思えるような女性です。でも実は、育ってきた環境など、さまざまなものを抱えていて。人を信じられなくなってもおかしくない状況の中で、それでも人を信じ続ける強さを持った、芯の強い女性だと思います。
― 紗奈に共感できる部分はありますか?
志田:「誰かのためになりたい」という部分はすごく理解できます。人のために犠牲になるほどの強さが私にあるかと言われたら、ないかもしれませんが、このお仕事で誰かに元気を届けたり、その人の人生に何かを残せるような存在になれたらいいなと思っているので、そういう「誰かのために」という部分は共通しているかなと思います。
― 逆に「ここは難しいな」と感じる部分や、あまり似ていないなと思う部分は?
志田:二面性があるところですね。私は誰に対しても同じように接してしまうので、紗奈のように相手によって全く違う自分になれるというのは、すごいなと思います。すごく器用ですよね。
― 役作りで大切にしたいことはありますか?
志田:内面的な芯の強さというところは大事に演じたいと思っていますし、ミステリー作品だからこそ、ラブ要素の部分はとことん楽しく、視聴者の方に「この2人素敵だな」と思ってもらえるようなシーンにしたいです。そのギャップを大事に演じられたらなと思います。
◆志田彩良、ヒロイン抜擢にプレッシャーも「新たな一面を見せられる」
― 物語は紗奈の死をきっかけに大きく動き出します。物語の始まりから重要な存在となる役を演じることに、どのような面白さや難しさを感じていますか?
志田:初めはすごくプレッシャーを感じて、企画書をいただいたときは「本当に私でいいのかな?大丈夫かな?」と思いました。でも今は、準備していく中で「どのように演じたら楽しんでいただけるかな」という楽しみのほうが強くなってきました。
― 視聴者には紗奈をどのように見てほしいですか?信じてほしい?それとも疑ってほしい?
志田:一番は、視聴者の方を振り回せたらいいなと思います。「この子を信じたい」と思っていたら、次の瞬間には「え?この子は一体なんなんだ?」と思わせられるようにしたいです。きっとこれまでに見たことがないような役柄だと思うので、新たな一面を見せられると思います。たくさん考えて、自分の引き出しの中からいろいろな感情を出して、楽しんでもらえるように頑張りたいです。
◆志田彩良、福士蒼汰の姿から学んだこと 田中樹の印象は“想像と真逆”
― 共演者の方についてもお聞かせください。津倉役の福士蒼汰さんとは過去にも共演されていますが、当時と比べて印象に変化はありますか?
志田:当時から変わらず、真面目でストイックな方だなという印象です。あとは、すごく周りに気を配られる方で、当時もいろいろな方に気さくに話しかけたり、緊張していた私の気持ちをほぐしてくださったりしていたので、自分も後輩ができたときにこんなふうな立ち振る舞いができたらなと思っていました。久しぶりにお会いしても、変わらずいろいろな方とコミュニケーションをとって現場を明るくされている姿を見て、素敵だなと思いました。
― 今回、福士さんとは恋人役という近い関係になりますが、実際に撮影を通してどういう関係性を作っていきたいですか。
志田:お互い結構考えてしまうタイプだと思うので、いい意味でそこを取っ払って、ちゃんと目と目で会話しながら、心と心でお芝居できたらなと思います。
― 兵頭役の田中樹さんとは今回が初共演となりますが、SixTONESとしての音楽活動はもちろん、ドラマやバラエティなど、多方面で活躍する田中さんにどのような印象を持っていますか?また、実際にお会いして、印象とのギャップはありましたか?
志田:正直、あまり周りの方とお話をしないタイプの方なのかと思っていたのですが、実際にお会いしてみたら真逆でした。すごく気さくでずっとニコニコされていて、きっと楽しい現場になるんじゃないかなという安心感をくださいました。
― 田中さん演じる兵頭との関係も鍵になりますが、撮影を通してどのような関係性を築いていきたいですか?
志田:福士さん演じる津倉と同じぐらい関係の深い役柄なので、そこをうまく表現できるように、しっかりコミュニケーションを取りながら一緒にシーンを作っていきたいです。
◆「実際に会うと全然違うねとよく言われる」志田彩良のギャップとは?
― 今作では“二面性”がキーワードになっています。志田さんご自身が、世間から持たれているイメージと実際の自分との間にギャップを感じる部分はありますか?
志田:ギャップを感じることが結構多くて、初めてお会いする方には「こんなによく笑うんですね」「思っていた以上に柔らかい方なんですね」と言っていただくことが多いです。作品では一匹狼だったり真面目だったり、自分とは真逆な強いキャラクターを演じることが多いので、きっとそういう印象を抱かれているのかなと思います。でも「実際に会うと全然違うね」とよく言われるので、きっとギャップがあるんだろうなと思います(笑)。
◆志田彩良の悲しみを乗り越える方法
― 今作では恋人を失った津倉が、悲しみを抱えながらも真実を求めて突き進む姿が描かれます。モデルプレス読者のさまざまな不安を抱えている方に向けて、志田さんのこれまでの人生の中で「悲しみを乗り越えたエピソード」を教えてください。
志田:悲しみを抱くことはたくさんありますが、そういうときこそきちんと生活することを意識しています。全部を投げ出したくなるけど、朝起きて、ご飯を食べて、人と話して、ゆっくりお風呂に浸かって、ちゃんと眠る。悲しい出来事は時間が解決してくれると思っているので、そうやって日々の生活を大切にしていれば、いつかはきっと乗り越えられると思っています。
― 最後に、この作品への意気込みを教えてください。
志田:日曜日の夜にご家族みんなで観ていただき、「次の日曜日まで1週間頑張ろう」と毎週の楽しみや日課のように思っていただけるような作品になったらいいなと思います。そして、学校や職場など、いろいろな場所でみんなで集まって考察したり、人と人が繋がり合えるような作品になったら嬉しいです!
― ありがとうございました!
(modelpress編集部)
PHOTO:加藤千雅
◆志田彩良(しだ・さら)プロフィール
1999年7月28日生まれ、神奈川県出身。ファッション誌「ピチレモン」の専属モデルを経て、女優デビュー。日曜劇場「ドラゴン桜」(TBS系/2021)で一躍注目を集める。近年の主な出演作は、ドラマ「君の花になる」(TBS系/2022)、「大奥 Season2」(NHK/2023)、「消せない『私』―復讐の連鎖―」(日本テレビ/2024)、「マル秘の密子さん」(日本テレビ系/2024)、連続テレビ小説「あんぱん」(NHK/2025)、「冬のなんかさ、春のなんかね」(日本テレビ系/2026)など。