ウクライナ軍の水陸両用地上ドローンが陸路と水路の両方を使い、最前線まで40km以上の補給任務に成功しました。
陸上から水上へ、シームレスな機動性
2026年に入り、ウクライナ軍における地上ドローン(UGV)の活用が急速に発展しています。9月29日、ウクライナの防衛技術支援組織「ブレイブ1」は、水陸両用UGVによる長距離輸送任務が成功したことを発表しました。ブレイブ1はこれが史上初のことであると述べています。
実行したのはウクライナ陸軍第93独立機械化旅団のUGV部隊「アルター・エゴ」大隊です。同大隊は、重爆撃ドローンを用いて敵戦線後方に戦闘用小型UGVを空中投下する「有袋類システム」を実戦投入した部隊でもあります。
発表によれば、今回の輸送任務は陸上と水上あわせて40km以上という長距離を移動し、前線部隊に弾薬と物資を補給しました。公開された映像では、陸上から水上へシームレスに移動する様子が映し出されており、その優れた機動性を証明しています。
この任務に先立ち、UGVの改修と試験に数か月を要したとブレイブ1は述べています。また、第93旅団は「すべては、これまで不可能だった場所にも補給を届けるため」と、この成功の意義を説明しています。
ウクライナの前線ではドローンの普及により、有人による補給がますます危険になっており、無人のUGVによる兵站支援が急速に広がっています。ウクライナは河川や湿地も多く、そうした地形はUGVにとって大きな障害となっていました。水陸両用UGVが本格的に配備されれば、ウクライナ陸軍の兵站はさらに強固なものとなるでしょう。
【水上を移動するUGV】40km以上の長距離輸送任務(動画)
【大人2人が乗っても大丈夫?】水陸両用UGVの試験映像(動画)