埼玉西部の南北軸“ぜんぶ4車線化”へ! 「圏央道IC付近が渋滞」解消なるか 国道407号

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埼玉県が、国道407号の終点付近に残る2車線区間の4車線化に向けた現場作業に着手します。圏央道へのアクセス向上や渋滞緩和、防災力強化が期待されます。

終点部およそ6kmの4車線化に着手

 埼玉県は2026年9月24日、同月中旬に行われた国道407号の4車線化事業に関するオープンハウス型説明会の資料を公開しました。まずは10月上旬から2027年3月下旬にかけて、測量や現地調査を進めていく計画です。

 国道407号は、栃木県足利市から埼玉県入間市までを結ぶ61.1kmの広域幹線道路です。埼玉県内では、国道254号や国道16号といった4車線道路と交差しており、県西北部における主要な南北ルートのひとつとなっています。

 北側から順次4車線化が進められてきましたが、日高市の高萩南交差点から南へ進み、狭山市を経由して入間市内で国道16号へと接続する、終点付近の約6kmは2車線のままとなっています。

 この区間は圏央道と交差し、狭山日高ICの脇を通って国道299号へ行き来するルートです。同ICにアクセスする主要路の一つであり、周辺には物流施設や各種の工場が次々と立地していることもあり、慢性的に渋滞が発生するボトルネックとなっていました。

 県はこの4車線化事業を通じて、周辺の4車線道路とのネットワーク形成や、交通の円滑化、防災性の向上、地域経済の活性化などを図っていく計画。まず2026年度はルート計画などを具体化するため、周辺の地形や建物の位置などの現地調査や測量を実施します。

 測量範囲の設定にあたっては、市街地や工業施設を避けつつ、狭山日高ICへのアクセス性などを考慮するとのこと。このため、測量エリアは狭山日高IC付近から、現道ではなく圏央道に沿って南下し、狭山PA付近に位置する笹井交差点で国道299号と接続するルートが示されています。

 なお、今後は測量などの結果を踏まえて道路や橋梁などの予備設計を行い、都市計画決定の手続きへと進んでいく想定です。県は計画決定までに、おおむね5年程度の期間を要すると見込んでいます。