ケインの後継者はいない? イングランド代表監督「あと10年かかる可能性もある」

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 イングランド代表を率いるトーマス・トゥヘル監督が、FWハリー・ケイン(バイエルン/ドイツ)の代役を見つけることが難しいことを認めた。9月30日、イギリスメディア『BBC』が伝えている。

 現在33歳のケインは2015年3月にイングランド代表デビューを飾って以降、歴代最多の87ゴールを記録。また、通算出場試合数は「123」となっており、GKピーター・シルトン氏が保持する同国史上最多出場記録まであと2試合に迫っている。

 そんなケインは昨シーズンにクラブと代表で計73ゴールを記録し、バロンドール候補としても有力視されるなど、キャリア最高の状態にあるものの、いつまでも現役を続けられるわけではなく、トゥヘル監督も明らかな後継者が存在していないという指摘を次のように認めている。

「まず何よりも、もう一人のハリー・ケインが現れることはないだろう。彼は誰よりも先に周囲を鼓舞する存在であり、それが彼の考え方だ。卓越したフィニッシュの技術に加え、非常に勤勉なFWへと成長した。彼はまさに完全無欠な選手だ」

「我々は別の選択肢や解決策を模索している。実際、先日の試合ではジュード(・ベリンガム)を9番(最前線)に置いて試合を終えた。いずれは誰かが出てくるだろうけど、それはハリー本人でも、ハリーのコピーでもないはずだ。その時が来れば解決策を見つけることになるが、それは私ではないかもしれない。あと10年かかる可能性もあるからね」

 また、ケインの適切なバックアップを見つけることがイングランド代表にとって長年の課題となっているなか、トゥヘル監督は最前線で中盤が本職のベリンガムを起用することが解決策の一つであるとも説明した。

「私は彼を9番として起用するのが気に入っている。そうすれば、左右両サイドの攻撃に関与したり、サイドで数的優位を作ったりできるし、チーム全体のバランスを大きく崩すこともないからね」

「前回の試合では、彼に中央の10番という新たな役割を見出した。これなら左右のサイドへ展開できるし、ハリー(・ケイン)とジュード(・ベリンガム)を近くに配置することで、システムは4-3-3というより4-2-3-1に近い形になり、両サイドで数的優位を作るチャンスも生まれる。現在、その形に取り組んでいるところだ」

「彼は天性のゴールスコアラーであり、得点を奪うことに強い意欲を持っている。彼は常にゴールに関わり、決定的な仕事をしたいと望んでいるため、9番としてプレーするか10番としてプレーするかは、それほど大きな違いはないと思う」