熊本-大分の「難所」解消へ! 阿蘇カルデラの“壁”をブチ抜く県内最長の「無料トンネル」11月開通

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阿蘇カルデラの周縁部を貫く国道57号の滝室坂道路(滝室坂トンネル)が、2026年11月に開通します。

国道57号滝室坂道路が開通

 九州地方整備局熊本河川国道事務所は2026年9月30日、国道57号の滝室坂道路が、11月28日(土)16時半に開通すると発表しました。

 滝室坂道路は、熊本県阿蘇市に整備される国道57号のバイパスです。延長6.3km、幅員12.0m・車道2車線で、通行無料の自動車専用道路として開通。さらに将来は、大分と熊本を東西に結ぶ地域高規格道路「中九州道」に組み込まれます。

 熊本県で消費されるガソリンの多くは、九州唯一の製油所がある大分市から国道57号を経由して陸送されています。国道57号は阿蘇カルデラも通過しますが、その東側周縁部に位置する滝室坂は急カーブが続く難所です。標高差220mをおよそ4kmの道のりで走り、線形不良・視界不良のため事故も頻発、おまけに冬は積雪や凍結による通行規制もかかりやすいところです。

 今回開通する滝室坂道路の大半を占めるのが、4845mと長大な滝室坂トンネルです。熊本県内の一般道では最長のトンネルとなります。現道は5%以上のきつい坂が続きますが、トンネルは大分側から熊本側(カルデラの中)に向かって勾配4%の下り坂が続きます。最大土被りは220mです。

 熊本河川国道事務所によると、この滝室坂道路を通ると所要時間は約5分短縮。整備効果として防災力や安全性の向上、物流の効率化を挙げています。