スウェーデン国防省は2026年9月25日、フィンランド湾上空の国際空域でロシア軍機を監視した際の画像を公開しました。
フィンランド湾上空でロシア機を監視
スウェーデン国防省は2026年9月25日、フィンランド湾上空の国際空域でロシア軍機を監視した際の画像を公開しました。
この作戦はフィンランド空軍と共同で実施されたもので、フィンランド湾上空の国際空域で、Tu-134輸送機、MiG-31戦闘機、Su-30戦闘機からなるロシア軍機の編隊を確認しました。
なお、スウェーデンのウルフ・クリステルソン首相によると、今回のフィンランド空軍との共同作戦は、「新たに導入された即応警戒態勢の協力体制の下で初めて実施されたもの」とのことです。
この協力体制により、スウェーデンとフィンランド両空軍の即応待機(QRA)に就いている戦闘機は、状況に応じて互いの空軍基地を使用して運用することが可能となっており、より迅速かつ綿密な警戒態勢を敷くことができます。
両空軍が即応待機を共同で行うようになった背景には、両国が北大西洋条約機構(NATO)に加盟したことがあります。両国はNATO加盟後、「クロス・ボーダー・トレーニング(Cross Border Training)」と呼ばれる共同訓練飛行を定期的に実施しています。
近年、このパートナーシップはさらに深化しており、フィンランド、スウェーデン、ノルウェー、デンマークの各空軍が、NATOの集団防衛の一環として相互運用性を高める「ノルディック・エア・パワー(Nordic Air Power)」協力の枠組みの中でも連携しています。こうした取り組みは、ウクライナ侵攻以降、北欧方面で活発な動きを見せるロシア軍への対応という側面もあります。