アメリカ代表を率いるマウリシオ・ポチェッティーノ監督が、マンチェスター・シティの財務規定違反をめぐる有罪判定報道について私見を述べた。29日、イギリスメディア『BBC』が同指揮官のコメントを伝えている。
プレミアリーグは2023年2月、マンチェスター・シティに多数の財務規定違反の疑いがあるとの公式声明を発表。2009年から2018年までの9年間に渡って正確な財務情報を提供しなかったことや、2018年から2023年にかけてプレミアリーグの調査に協力しなかったことが指摘され、告発件数は計115件に上っていた。
独立委員会の審理を経て、スポーツ専門メディア『ジ・アスレティック』は115件のうち114件で違反が認定されたと報道。現時点でプレミアリーグからの正式発表や制裁内容は確定しておらず、マンチェスター・シティ側は控訴を行うことが見込まれている。
そんななか、ポチェッティーノ監督がこの件について言及。同指揮官は2013年1月から2014年夏までサウサンプトンを率い、その後2019年11月までトッテナム・ホットスパーの指揮官を歴任。2023-24シーズンはチェルシーを率いた。
「どんな罰を与えようとも、時間を巻き戻すことは不可能だ。大きな損害が出た。多くのクラブはルールを守ったが、守らなかったクラブもある。彼らは罰則が何年も先になると思っていたのかもしれない。どうするつもりだったのだろうか。経済的な制裁か?勝ち点の減点か?難しい問題だ」
「これは本当に悲しいことだ。当時祝福されていた出来事が本当の真実ではなかったり、素晴らしく見えたことが実はそうではなかったりするような状況に陥ってしまった。我々はスポーツにおける公平性が存在しない時代を経験したということだ。もし114件ものルールが破られたというのが事実だとすれば、損なわれたすべてをどうやって修復すればいいのだろうか。我々は欺瞞の時代を生きてきたんだ」
また、トッテナムはポチェッティーノ監督が率いていた時代にホワイト・ハート・レーンから現在本拠地を構えるトッテナム・ホットスパー・スタジアムへ移転(2017-18シーズンはウェンブリーを使用)。その当時の記憶について以下のように述べている。
「トッテナム・ホットスパー・スタジアムを建設した頃の記憶もあるが、18カ月間は移籍金を支払う経済的な余裕がなかった。トッテナムはタイトル争いをし、毎年トップ4にも入り、チャンピオンズリーグ決勝にも進出していたのに、18ヶ月間も移籍ができなかったのは、プレミアリーグの財政規制に慣れる必要があったからなのだろうか」
「彼らは我々にとても厳しかったのに、他の人にはとても寛容だった。だからこそ、私は『すべてがとても奇妙だ』言うんだ」