「わずか数時間で!?」 JAL系コスパ最強航空「ZIPAIR」機の“爆速変身”がスゴい 特別デザインになるまでの一部始終

タクシー市場 拡大傾向が続く

JALグループのLCC「ZIPAIR」が新たな特別デザイン機をデビューさせました。今回、この機体のデカール貼り付け作業を取材しました。

「中1日」で変貌

 JAL(日本航空)グループの中距離国際線LCC(格安航空会社)、「ZIPAIR」が、新たな特別デザイン機を2026年9月28日よりデビューさせました。ACTソリューションズジャパン、BSIグループジャパン、NAA(成田国際空港)、双日のロゴをPangraphics社製のデカールであしらった機体です。今回、この機体のデカール貼り付け作業を取材しました。

 ZIPAIRは2020年にアジア方面から定期便の運航を開始し、2021年には「初めて太平洋を渡るLCC」というキャッチコピーとともに成田~ロサンゼルス線を開設。2026年現在、バンコクやシンガポールといったアジア路線に加え、サンフランシスコやテキサス州のヒューストンといったアメリカ本土の長距離路線までネットワークを広げています。

 また、運賃設定はLCC水準を基本にしつつ、上位クラスにはフルフラットシートを備えるほか、全機に高速インターネット通信を可能とする「スターリンク」を国内航空会社に先駆けて導入するなど、一般的な「LCC」のサービスとは一線を画した取り組みも行われています。

 今回の機体は、航空業界で二酸化炭素排出量の削減が急務となるなか、共通のゴールを目指す各社と連携し、環境への具体的なアプローチを社会へ広く発信していくことを目的としています。担当機はボーイングの複通路旅客機787-8「JA828J」で、約3か月間、特別デカールを貼り付けた状態で運航されます。

 ZIPAIRの深田康裕社長は「ZIPAIRは創業以来、未来の地球環境のために、カーボンニュートラルの実現は航空産業の責務だと考えております」としたうえで、「私たちが目指す真のゴールは、オフセットに頼らず、自らの削減努力によって排出量を限りなくゼロに近づけながら飛び続けるカーボンニュートラルな未来です」と話します。

「この特別デカール機は、困難な課題にともに立ち上がる未来へのパートナーの象徴であり、持続可能な航空の未来を切り開くという私たちの誓いそのものです」(深田康裕社長)

 この特別デカール機にデカールの貼り付けが行われたのは9月27日。「JA828J」は前日まで、通常デザインで旅客便に投入されていた機体です。たった1日で、複数枚のデカールがあしらわれた特別機へと姿を変えました。デカールの貼り付け作業は機体外装の清掃を経て、同日昼ごろから開始。そこからわずか数時間で作業を終えています。