ベネズエラ代表を率いるオスワルド・ビスカロンド監督が、28日に行われたキリンチャレンジカップ2026の日本代表戦を振り返った。
試合はスコアレスで折り返すと、後半立ち上がりにケビン・ケルシーが均衡を破る先制弾をマーク。リードを奪ったベネズエラだったが、その3分後に同点に追いつかれてしまう。さらに、後半アディショナルタイムには痛恨のPKを与えてしまうと、上田綺世にこの試合2点目を決められ、1-2で敗戦を喫した。
試合後の会見に出席したビスカロンド監督は、「我々が実行しようとしたゲームプランは、ボールを奪い返した際に、体格の優れた前線の選手につなぐことだった。そこからウイングバック(WB)が攻め上がりを活用することを考えていました」と戦術的な狙いを明かしつつ、「この試合の負けに値するとは思わなかった」と、敗戦の悔しさを滲ませた。
さらに、審判の判定にも「納得がいかないものもあった」と苦言のコメント。「我々にはどうすることもできなかった。何度も交代があったにもかかわらずアディショナルタイムは2分しか与えられず、後味の悪いまま終わってしまった」と述べると、82分にベネズエラの選手が背後へ抜け出し、GK鈴木彩艶と衝突したシーンについて、「明らかなPKが与えられるべき場面があった」と指摘した。
また、後半アディショナルタイムにビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)が介入し、PKの判定が日本側に与えられた場面に関しても「これらはコントロールできない状況で、審判の判断によるものだ。残念だ。私たちは人間であり機械ではないので、自分の感情をコントロールできないこともよくある。しかし、今回の審判の判定には本当にひどく打ちのめされた気分だ」と吐露した。
判定への不満を述べた一方、W杯出場国である日本を相手に奮闘した選手たちの戦いぶりに「とても誇りを感じている」と評価。「サッカー文化が根付いた国、しかも直近でワールドカップに出場した相手に対して、時折相手を上回るプレーを見せたことには、本当に度胸と強い個性があった」と胸を張った。