「北の国から」吉岡秀隆・裕木奈江ら、倉本聰さんを追悼 主題歌担当のさだまさしは2ショット公開「我々への格好良すぎる遺言」振り返る

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ドラマ「北の国から〜遥かなる大地より〜」(1981~2002/フジテレビ系)などを手掛けた脚本家の倉本聰さんが2026年9月18日に亡くなったことがわかった。91歳だった。俳優の吉岡秀隆、女優の裕木奈江、シンガーソングライターのさだまさしをはじめ、「北の国から」にゆかりのある人々から、追悼の声が寄せられている。

◆さだまさしら、倉本聰さんを追悼

同ドラマの主題歌「北の国から〜遥かなる大地より〜」を手掛けたさだは9月28日、自身のInstagramを更新。「せっかちで頑固で喧嘩っ早い倉本先生。大好きな紅葉も落葉も雪も待てずに秋の香りのする日に、ぷいっといなくなりました」と倉本さんを偲び、「一途で不器用で芸に厳しい倉本先生。歴史に残る名作『北の国から』の音楽を、若造の僕を信用して、ぽいっと全部任せて下さった侠気の人。大恩人でした」と、その人柄と恩義をつづった。

さらに「最後にお目に掛かったのは『北の国から』放送開始45周年を祝った先月、八月九日の富良野演劇工場のステージでした」とし「今思えば先生登場の時のこと。《暗転~照明濃度まで計算し尽くして、浮き上がるように現れ~五郎さんの『遺言』を朗読~ふわりと暗転してあっという間に舞台から去る》という、あのストイックな演出。今思えばあれが我々への格好良すぎる遺言でした」と、最後に会った際の様子を回想。「教わったことが沢山あります。叱られたことも一杯あります。褒められたのはたった三つ」とこれまでの日々を振り返り、最後には「もう少し仕事でご一緒したかったです。さようならは言いません。先生またね」と惜別の言葉を送った。なお、投稿では倉本さんとの2ショットを公開している。

黒板純役を演じ、2019年には倉本さんが脚本を手掛けたドラマ『やすらぎの刻~道』にも出演した俳優の吉岡は、公式サイトを通じて「倉本先生と出会えたこと、神様に感謝します」と偲んだ。

ドラマの舞台となった富良野市も公式サイトでコメントを発表。「倉本様は、テレビドラマ『北の国から』を通じて富良野の魅力を全国へ発信するとともに、『富良野塾』の設立や演劇文化の振興に尽力され、本市の文化・芸術の発展と地域振興に大きく貢献されました。謹んで哀悼の意を表し、ご冥福をお祈り申し上げます」と伝えた。

市長の北猛俊氏も同サイトを通じて「富良野の四季折々の自然と、その中で営まれる人々の暮らしを背景に、『自然の尊さ』『人間の絆』『家族の愛』を描いた『北の国から』は、全国に多くのファンを生み出し、本市の魅力を広く発信してくださいました」と功績を紹介。さらに、富良野観光の発展に寄与し、作品や演劇活動を通じて地域の文化芸術を牽引したことにも触れ、「倉本先生が本市に居を構えられて以来、およそ半世紀にわたり、私たち富良野市民に数多くのかけがえのない財産を残してくださいました。また、ご講演や演劇、著作活動などを通じて、多くの示唆と学びの機会を与えてくださいましたことに、心より感謝申し上げます」と感謝を表した。

黒板純の恋人・松田タマコを演じた裕木は、Xにて「ありがとうございました」「時代の灯りが消えてゆく」と投稿し、感謝と寂しさをにじませた。

◆倉本聰さん死去 享年91

公式サイトでは「当財団理事長であり、脚本家として長年にわたり創作活動を続けてまいりました倉本聰は、令和8年9月18日(金)夕刻、多臓器不全のため自宅にて永眠いたしました。享年91でございました」と報告。なお、故人の遺志により、縁のあった人とのお別れの場として「お別れの会」が11月3日に北海道・富良野演劇工場にて予定されている。