珍しいロシア海軍のマルシャル・ネデリン級ミサイル観測支援艦を自衛隊が確認しました。
全長211m、満載排水量2万トン超えのミサイル観測支援艦が出現
防衛省・統合幕僚監部は2026年9月24日、北海道の礼文島沖でロシア海軍の艦艇2隻を確認したと発表し、当該艦艇の画像を公開しました。非常に珍しいロシア海軍のミサイル観測支援艦が日本の目と鼻の先に出現しました。
自衛隊が確認したのは、ロシア海軍スラバ級ミサイル巡洋艦とマルシャル・ネデリン級ミサイル観測支援艦の計2隻です。これらの艦艇は9月23日午前5時頃、礼文島の西約60kmの海域に出現し、宗谷海峡を東へ航行して日本海からオホーツク海へ入りました。
これに対し、海上自衛隊の第5哨戒防備隊に所属するミサイル艇「くまたか」が警戒監視・情報収集を行ったとしています。
マルシャル・ネデリン級ミサイル観測支援艦は、冷戦末期に旧ソ連が弾道ミサイル発射実験の観測や宇宙開発支援などを目的として建造した艦艇です。
自衛隊がマルシャル・ネデリン級を確認するのは珍しいケースで、2024年11月以来です。
3隻が計画されましたが、1番艦の「マルシャル・ネデリン」は既に退役し、3番艦「マーシャル・ビリュゾフ」は建造中止となったため、現在は太平洋艦隊に所属する「マーシャル・クルイロフ」のみが現役です。
全長211m、最大幅27.5m、満載排水量は2万3780tに達し、長期間の行動が可能です。船体には弾道ミサイルや宇宙船の観測を行うための多数の大型アンテナを備えています。