スペイン代表は現地時間26日、UEFAネーションズリーグ(UNL)2026-27・グループA3第1節でイングランド代表を3-2で下した。試合後、スペイン代表を率いるルイス・デ・ラ・フエンテ監督が、UEFA(欧州サッカー連盟)を通して、同試合を勝利で終えた意義と、現在のスペイン代表の強さの理由を口にした。
今夏に北中米3カ国で共催されたFIFAワールドカップ2026で優勝を果たしたスペイン代表は、2大会ぶりにUNLのタイトル奪還を掲げている。そんな大会の初陣となったイングランド代表戦は立ち上がりの2分、ハイプレスでボールを奪ったFWラミン・ヤマル(バルセロナ)のゴールで先手を取ったものの、イングランド代表に逆転を許して前半を終える。
後半に入ると、立ち上がりにPKを与えたものの、FWハリー・ケイン(バイエルン/ドイツ)のシュートはクロスバーに直撃。スペイン代表はここから反撃の色を濃くする。60分、またも敵陣でのボール奪取から、最後はFWアレックス・バエナ(アトレティコ・マドリード)右足で低弾道のミドルシュートで同点弾をゲット。続く74分には、バエナからのスルーパスに抜け出したFWミケル・オヤルサバル(レアル・ソシエダ)が、見事なチップキックでゴールネットを揺らし、スペイン代表が逆転勝利を成し遂げた。
試合後、デ・ラ・フエンテ監督は「まずはじめに、相手を称賛したい。我々のパフォーマンスが落ちた瞬間を決して見逃すことなく、非常に強靭で、圧倒的な強さを持つ相手だった。優れた選手を擁するだけでなく、コンセプトの面でも本当に素晴らしいチームだった」との言葉でイングランド代表を称賛。一方で、同試合でスペイン代表が見せたパフォーマンスについては次のように語り、指揮官としての充実感を明かした。
「確かに、試合の大部分において我々が主導権を握り、試合をコントロールしていた。カウンター攻撃のチャンスが訪れるたびに、相手に大きなダメージを与えることもできていたと思う」
「また、ボールを支配して攻撃を組み立てている際にも、非常に危険なチャンスを作り出すことができた。総じて、ファンにとっては見応えのある試合だったと思うし、我々コーチ陣にとっても、非常にやりがいのある試合だった」
先の通り、試合を決めたのはバエナとオヤルサバルだったが、両選手はFIFAワールドカップ2026では大会を通して主力として活躍しながら、同試合ではベンチスタートだった。デ・ラ・フエンテ監督は「どの選手も、まったく同じように重要なんだ。試合の最初から出場する選手も、途中からピッチに立ってチームメイトのパフォーマンスを引き上げる選手も、我々にとっては同じように重要だ」と口にする。
FIFAワールドカップ2026ではMFミケル・メリーノ(アーセナル/イングランド)やFWフェラン・トーレス(パリ・サンジェルマン/フランス)ら、途中出場する選手たちが得点に絡み、勝利を決定付けるケースが多かった。同試合でも後半途中からピッチに立った2人が逆転勝利に繋がるパフォーマンスを見せたが、途中出場の選手たちが結果を残す理由について、デ・ラ・フエンテ監督は次のように自身の見解を明かしている。
「確かに、交代を行った際、ピッチに入った選手が問題を解決し、主役となるケースが極めて多いのは事実だ。ただし、それは我々が疑いようのない姿勢と野心を持った、並外れた選手たちで構成されていることを示しているに過ぎない」
タイトル奪還を狙うUNL2026-27の初陣で、グループA3内最大のライバルと目されるイングランド代表を下し、デ・ラ・フエンテ監督は「どんな試合でも勝つのは非常に難しい。ましてやウェンブリーでイングランド代表のような相手と対戦するとなればなおさらだ」と手応えを明かす。「今日、我々は素晴らしいチームであることを示した。相手もまた素晴らしいチームだったが、こうした試合こそが、チームを国際的な舞台の主役に押し上げ、『このチームこそがランキング1位だ』と人々に言わせる立場に立たせてくれる。我々は、そのことを再び世界に示したかった」と言葉を続け、緊迫したゲームをモノにしたチームを誇った。
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