米代表ポチェッティーノ監督、北中米W杯でのバログン問題に言及…「あの決定が下される過程にもっと関与すべきだった」と後悔の念語る

タクシー市場拡大の”鍵”とは?

 アメリカ代表を指揮するマウリシオ・ポチェッティーノ監督が、FIFAワールドカップ2026におけるFWフォラリン・バログンを巡る騒動を振り返った。スポーツメディア『ESPN』が伝えている。

 バログンはFIFAワールドカップ2026・ラウンド32のボスニア・ヘルツェゴビナ戦で一発退場したが、自動的に科された1試合出場停止処分は国際サッカー連盟(FIFA)が下した異例の裁定によって1年間の執行猶予に。これにより、バログンは本来欠場するはずだったラウンド16のベルギー戦にも先発出場した。

 しかし、FIFAの決断は大きな波紋を呼び、アメリカ合衆国のドナルド・トランプ大統領がジャンニ・インファンティーノ会長に対して処分の見直しを求めたことが明らかになり、さらにはFIFA規律委員会のモハンマド・アル・カマリ委員長の独断で出場停止処分の猶予という決定が下された疑惑も浮上。欧州サッカー連盟(UEFA)がラウンド16に先立ち非難声明を発表したほか、ベルギーサッカー協会(RBFA)は引き続きこの件について追求していく姿勢を表明するなど、今大会における汚点の一つとなった。

 ポチェッティーノ監督は24日、アンドレス・カントールの番組『Fútbol de Primera』で、今夏の一件に言及。バログンの出場停止処分に対する異議申し立てのプロセスにもっと深く関与すべきだったとの後悔の念を語るとともに、その一件がチームの雰囲気を変えてしまったとの見解を示した。

「ボスニア戦後に事態がこじれ、あらゆるネガティブな状況が生まれた際、私が関与していなかったことを悔やんでいるかもしれない」

「あの決定が下される過程にもっと関与すべきだったと後悔している。レッドカードの停止を求める申し立てを行うという決定に、私は関与していなかった…。我々の主張が認められたという事実以上に、何が起きたのかを誰も本当には理解していなかったのだと思う」

 アメリカ代表は同大会においてホスト国の期待を背負ってポジティブなパフォーマンスを見せていたが、この一件によって完全にヒールの役回りとなり、対戦相手のベルギーの気迫に火を付けた部分も含め、自ら悪い流れにしてしまった印象が強い。

 当事者であるアルゼンチン人指揮官もその意見に同意。

「サッカーに携わる人間として、私は状況の『エネルギー』が変わってしまうことを理解できるだけの感受性を持っている。実際、あの出来事が起きた瞬間にエネルギーは一変し、試合はそれまでとは異なる条件下で行われることになった」

「あの試合に関しては、戦術や戦略、あるいは誰を起用するかといった要素が、試合中に起きたことの結末を変えられたとは到底思えない」

 自国開催のワールドカップで苦い思いとともにベスト16敗退となったアメリカだが、大会後に契約延長にサインしたポチェッティーノ監督の下で再スタート。今回のインターナショナルマッチウィークでは26日のペルー戦を皮切りに、チリ、メキシコ、カナダと対戦する予定だ。