田中聡が日本代表の一員として広島に“凱旋”した。25日にホットスタッフフィールド広島で行われた公開練習には2000人が詰めかけ、田中のサンフレッチェ広島時代のユニフォームを掲げるファン・サポーターの姿も。「サポーターの方に声をかけてもらったので、すごく嬉しかった」と笑顔で練習後の取材に応じてくれた。
田中は湘南ベルマーレ、コルトレイク(ベルギー)を経て、2025年に広島でプレー。在籍期間は1年間だったが、レギュラーとして中盤からチームを支え、同年のJリーグYBCルヴァンカップ制覇に貢献した。広島への想いについて問われると「特別なクラブの一つです。すごくお世話になりましたし、今の自分があるのも広島のおかげなので、プレーで返したい」と感謝の言葉を並べる。
田中は昨年行われたE-1選手権 中国代表戦で日本代表デビューを果たしているが、国内での活動に参加するのは初めて。28日に控えるキリンチャレンジカップ2026 ベネズエラ代表戦の舞台は、エディオンピースウイング広島。「やっぱり広島でできることは、すごく嬉しい」と喜びを口にし、かつての本拠地で日の丸を背負う姿を広島のファン・サポーターに見せることを誓う。
24日に行われたウルグアイ代表戦ではベンチ入りするも出番はなし。「見ているのとやるのでは全然違いますし、見ていてもすごい迫力だった。試合に出たかったですし、そういう思いで見ました」と振り返る。ウルグアイが体現した球際の強さは田中にとっても武器。同じ南米勢のベネズエラとの一戦でも、自らの持ち味を発揮してアピールしたい。「自分のやることは変わらないので、その中で代表の戦術やチームでやるべきことをしっかりとこなして、違いを見せられたら」と見据えた。