海舟&航大の“佐野兄弟”がボランチで初の先発共演!「一緒に出るのはシンプルに嬉しかった」「2人ともまだまだこれから」

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 佐野海舟と佐野航大の“佐野兄弟”がボランチコンビを組み、スタメン出場を果たした。

 2人の共演は2025年6月のインドネシア代表戦以来となる。インドネシア戦は弟・航大の日本代表デビュー戦となり、61分から途中出場。スタメン出場していた兄・海舟との共演が実現し、日本は遠藤航をアンカーに置いた『3-1-4-2』布陣で、2人はインサイドハーフとして出場していた。2人揃ってのスタメン出場、またボランチでコンビを組むのは「初めて(海舟)」だが、「一緒に出るからには、しっかりチームに貢献できるようにということを考えてコミュニケーションを取っていました(海舟)」「前にも一回やっていますし、自分は自分のやるべきことをやるっていう意識で入りました(航大)」と、一人のチームメイトとして、まずは自身のプレーにフォーカスした。

 試合前には攻撃・守備の立ち位置などを入念に確認。選手入場時は2人が前後になっていたが、キックオフ直前まで互いの役割を確認する流れで前後になったという。基本的には航大がアンカー気味にプレーし、海舟は運動量を生かしてより広範囲にプレーした。日本はサイドチェンジからデビュー戦の松木玖生が鮮烈なゴールを決めて先制したが、前半終了間際に自陣でのロストから失点を喫し、1-1で前半折り返す。

 後半開始から航大に代わり、鎌田大地がピッチへ。1-1のまま迎えた後半アディショナルタイム、塩貝健人と上田綺世の連続ゴールで勝ち越し、日本が3-1で勝利を収めた。前半45分での交代は想定されていたものではなく、航大は「全然まだまだ」と悔しさをにじませた。「守備の強度や奪えるところで攻撃につなげられたと思います。ビルドアップもまだまだ擦り合わせていかないといけないなと思いましたし、ゴール前に入っていくプレーやミドルシュートを打てるところもあった」とさらなるレベルアップを誓う。

 兄・海舟は田中碧との交代で76分までプレー。「一緒に出ることができたのはシンプルに嬉しかった」と振り返りつつ、「2人ともまだまだこれからかな」と課題を口にした。「ずっと一緒にやってるわけではないですけど、言葉がなくても分かり合えるところもある。でも、今日の試合、まだまだよくできるところがある」と話し「しっかりと今後に生かしていきたい」とさらなる連係向上を見据えた。

 日本代表の歴史で兄弟出場を果たしたのは、加茂健・加茂正五の加茂兄弟、三浦泰年・三浦知良の三浦兄弟、佐藤勇人・佐藤寿人の佐藤兄弟、そして佐野兄弟と続く。兄・海舟は25歳、弟・航大は22歳。ともに伸び盛りの年齢で、ブンデスリーガ、エールディヴィジのトップカテゴリーでレギュラーとして活躍している。初めてボランチでコンビを組み、まだまだ成長の余地を残す2人にとって、4年後の大舞台に向けた今回の共演は、その歩みの第一歩となった。これから先も日本代表での共演を重ね、サッカーファンのみならず日本中が知る“佐野兄弟”へ。2人の歩みは、まだ始まったばかりだ。

取材・文=三島大輔(サッカーキング編集部)

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