ヴォルフスブルクは23日、デンマーク代表MFクリスティアン・エリクセンとの契約を双方合意のもとで解消したことを発表した。
現在34歳のエリクセンはアヤックスやトッテナム・ホットスパー、インテルなどで活躍。デンマーク代表でも中心的な存在として長らくチームをけん引してきた。だが、2021年6月12日のEURO2020のグループステージ初戦のフィンランド代表戦の試合中に突如心停止で倒れた。ピッチ上でAEDによる蘇生処置が迅速に行われたこともあり心拍が復帰し、病院への緊急搬送後に症状が安定。その後、ブレントフォードで復帰を果たした。
しかし、今年6月7日に行われたウクライナ代表との親善試合中、エリクセンは再び胸を押さえて倒れ込んでしまい、大事には至らずも戦列から離れている。
そんななか、2027年6月まで契約を残す所属クラブのヴォルフスブルクとエリクセンは今後について話し合いを重ねた結果、このタイミングでの契約解消という決断に至った。
ヴォルフスブルクでスポーツ担当マネージングディレクターを務めるディーター・ヘッキング氏は、エリクセンサイドの申し入れを受け入れる形で今回の発表に至ったと説明している。
「彼の将来に関する決断は、クリスティアン自身が下すべきものだと私たちは考えていました。このような状況下で彼にその自由を与えたいと思い、契約解除という彼の要望を受け入れました」
「在籍期間は短かったものの、彼はチームメイトやスタッフ、そしてファンに強い印象を残してくれました。クリスティアンに感謝の意を表するとともに、彼と彼の家族の未来に幸多からんことを祈っています」
一方、エリクセンは今回の自身の決断の理由についてこう語っている。
「今は、デンマークにいる家族のそばにいることが僕にとって重要です。双方が納得できる解決策を見出せたことを嬉しく思います。ヴォルフスブルクでの日々は、喜びも苦難もあるものでした。ブンデスリーガ復帰を目指すクラブは今、信頼できる人々に託されていますし、VfLの未来は明るいものになると確信しています。ヴォルフスブルクでの在籍期間中、自分を支えてくださったすべての方々に心から感謝申し上げます。このチームでプレーできたことは大きな喜びであり、この時期のことは素晴らしい思い出として心に残るでしょう」
マンチェスター・ユナイテッドを退団した後、昨年9月にヴォルフスブルクへ加入したエリクセンは在籍期間に公式戦34試合に出場し、3ゴール10アシストを記録していた。