サウジ・プロフェッショナルリーグ(サウジアラビア1部)のネオムに所属するセネガル代表DFマラング・サールが、今夏のプレシーズンキャンプ中に暴行の被害に遭っていたことが判明した。21日、フランスメディア『レキップ』が報じている
現在27歳のサールは、ニース(フランス)の下部組織出身で、2020年8月にチェルシーへフリー移籍で加入。以降はポルトやモナコへのレンタル移籍を繰り返した後、2024年夏にRCランスへ完全移籍。そして、今年7月にネオムへ活躍の場を移していた。
今回の報道によれば、サールが事件に巻き込まれたのは、ネオムが2026-27シーズンに向けた準備のため、スペインのマルベーリャに滞在していた時だったという。
7月下旬の夜、フランス人の加害者は、「エルバ・エステポナ・グラン・ホテル&タラソ・スパ」の敷地内に侵入し、クラブが貸し切りにしていたダイニングルームからサールを引きずり出し、ホテルのバーへと連行。そして、激昂した加害者らは、移動中にサールを平手打ちにするなどの暴行も加えたと伝えられている。
この一件に関してサール本人は否定しているが、一部の目撃者によって事実であることが確認されている。
この事件の背景にはサールとネオムとの間で交わされた、総額約1500万ユーロ(約27億円)とも言われる巨額の契約を巡る問題があるという。
当初、複数の代理人がこの契約交渉に関与していたが、最終的にサールは自ら契約を結ぶことを決断。しかし、新クラブが手配した代理人とともに加入時の写真に収まったサールに対し、交渉に関わっていた代理人の一人が、サウジアラビア側からの仲介手数料を得る機会を奪われたと感じ、この状況に激しく反発したとされている。その代理人は数時間後、自身の関係者数名をサールの滞在先へと差し向けたようだ。
しかし、そうした圧力に直面してもサールはいかなる金銭の支払いも拒否。最終的に、警察が到着して捜査を開始したことを受けて、加害者らは同選手を解放し、その場を立ち去ったという。