レアル・マドリードに所属するフランス代表FWキリアン・エンバペが、過去にリヴァプールへの加入に迫っていたことを告白した。22日、スポーツ専門メディア『アスレティック』が伝えている。
現在27歳のエンバペはモナコの下部組織出身で、2015年12月にトップチームデビューを飾り、2017年8月にパリ・サンジェルマン(PSG)に移籍後、2024年7月からレアル・マドリードでプレーしている。
そんなエンバペは『アスレティック』のインタビューに応じた際に、母親の希望もあって、モナコでプレーしていた18歳の頃にリヴァプール加入に迫っていたことを明かした。
「モナコでプレーしていた時に決断に迫られていた。リヴァプール行きはかなり現実味を帯びていた。母はユルゲン・クロップの大ファンで、母にとっての第一候補はリヴァプールだったんだ。僕にはそこに行ってほしがっていたよ」
「でも、僕は耳を貸さなかった。自分の街であるパリでプレーしたかったからだ。何者かになる前に国を離れたくはなかった。とはいえ、母はいつも『リヴァプールよ。あそこに行ってアンフィールドでプレーするなんて、最高に素晴らしい体験になるはずよ』などと言っていた。僕は『わかったよ!』と返していたけどね」
さらに、エンバペは母親が交渉の第一歩としてリヴァプールを訪れていたことも明らかにし、「街やスタジアムを訪れ、関係者とも会っていた。母は『素晴らしいクラブよ。みんな親切で、家族のような雰囲気があり、それでいてビッグクラブなの』と話していた」と母親からは強くリヴァプールに加入することを勧められていたという。
「彼女はアンフィールドを訪れて、すっかりその場所に魅了されてしまった。スタジアムの雰囲気を肌で感じ、そこで僕がプレーする姿を想像していた。一人で何試合か観戦もしていた。僕たちは常に話し合っていた。『どう思う?』と聞くと、母は『私としては、リヴァプールに行くべきだと思うわ』と言っていた。僕は『わかった、わかった、わかったよ!』と答えていた。ユルゲン・クロップは素晴らしい監督だからね。僕も彼に会ったことがあり、とても良い関係を築いていたし、彼を深く尊敬していた」
さらに、エンバペは「飛行機の中で、彼が自身のプロジェクトについて説明してくれている間、機体が空中で何度も旋回していたのを覚えている」とリヴァプール加入に向けて実際にクロップ氏とも会ったことを打ち明けた。
「僕は『説得なんて必要ない。あなたはユルゲン・クロップだし、リヴァプールは偉大なクラブだ。だから、こうして会っている時点で、当然関心はある。でも、他にも魅力的な選択肢やプロジェクトがある』と言ったんだ。そして、『どんな決断を下したとしても、それは良い決断になるはずだ。だって、世界屈指のビッグクラブの話をしているわけだからね』とも伝えた」
「面白い話だよね。でも結局、僕はPSGに行くことに決めた。パリ生まれパリ育ちの僕にとって、地元の街でスターになれることを証明する以上の喜びはなかったからね」