アメリカ空軍博物館は2026年9月17日、試作ステルス戦闘機X-32を紹介する動画を公式YouTubeチャンネルで公開しました。
その見た目で不採用になったというネタ意見もある機体
アメリカ空軍博物館は2026年9月17日、試作ステルス戦闘機X-32を紹介する動画を公式YouTubeチャンネルで公開しました。
同機は、現在、アメリカ空軍をはじめ世界各国で使用されているステルス戦闘機F-35「ライトニングII」と、統合打撃戦闘機計画(JSF計画)と呼ばれる新型機の開発プロジェクトで正式採用をめぐって争ったボーイング製のライバル機です。
1990年代に始まったこの計画では、ロッキード・マーチンがX-35(後のF-35)を、ボーイングが前出のX-32を提案しましたが、実はステルス性能は同機の方が優秀であったと言われています。しかし、水平尾翼を持たない無尾翼デルタ機という野心的な設計が災いします。
X-32は2005年に国立アメリカ空軍博物館に収蔵されることになりましたが、長らく屋外で保管されていました。しかし、2022年末から、本格的な館内展示に先立って機体全体の点検と大規模な修理を行うことが決定。2023年末にすべてのチェックを完了し、2024年7月から館内で展示されています。
今回、公式が公開した動画では、修理を終えた同機を館内へ移動する様子に加え、貴重なテスト機時代の飛行シーンなども紹介されています。
なお、X-32はエアインテーク周辺が特徴的な形状になっているため、特に正面から見た姿がコミカルで、アメリカでは「最も醜い戦闘機」のひとつとして定期的にネタにされています。また、日本でもその外観から「シャクレ」「アゴ」などと呼ばれることがあります。
ちなみに、今回の動画説明で公式もX-32について「コレクションの中でもひときわ個性的な実験航空機」と紹介しています。また、動画のコメント欄にも「ジム通いしたA-7みたい」「いつも満面の笑みを浮かべているように見えるんだ」「めちゃくちゃダサい」といった、辛らつなのか愛着の表れなのか判断に迷うコメントが並んでいました。
【え!?】飛んでる姿は意外とカッコイイ? テスト中のX-32(動画)