一般駐車場は「宿泊NG」!? 道の駅でも堂々と車中泊できる“諦めなくてOK!”な関東の注目「5駅」

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行楽シーズンに人気の「車中泊」。実は、道の駅の一般駐車場での宿泊は原則NGとされていますが、一部には国も認める堂々と泊まれる“専用区画”が存在します。今回は千葉と群馬から、温泉付きなど注目の5駅をピックアップして紹介します。

道の駅の一般駐車場は“泊まる場所”じゃない! それでも泊まれるワケ

 行楽シーズンを迎え、車内で一晩を過ごす「車中泊」を計画している人も多いのではないでしょうか。近年、車中泊ユーザーの公式な受け皿となる施設は急増しており、日本RV協会が認定する「RVパーク」は、2026年8月末時点で全国686件にのぼります。わずか8か月で87件も増加するほどの人気ぶりです。

 一方でドライバーが迷いがちなのが、「道の駅の一般駐車場にそのまま泊まってよいのか」という点です。

 国土交通省の「道の相談室」によると、道の駅は交通事故防止のために24時間利用できる休憩施設であるため、運転の途中に車内で仮眠をとることは構わないとしています。しかし、公共空間である一般駐車場での「宿泊を目的とした利用」は、基本的に遠慮するよう求めています。

 ところが、同じ回答には「別途、宿泊利用のための駐車スペースを設けている道の駅もある」という案内も添えられています。つまり、一般駐車場とは別に“宿泊が公認された区画”を備えた道の駅が実在するのです。

 今回は関東での1泊2日の近場旅を想定し、堂々と車中泊ができる千葉県と群馬県の5駅をピックアップ。駅ごとに全く異なるユニークな条件や設備を見ていきましょう。

「旧幼稚園を転用」した道の駅 ほかには「温泉つき16区画」なんてのも

 まずは千葉県から。鋸南町にある「道の駅保田小附属ようちえん」は、廃園となった旧鋸南幼稚園を再利用した施設です。教室は飲食店やショップに、遊戯室はプレイカフェへと生まれ変わっています。

 日本RV協会の公式Webサイトによると、ここのRVパークの料金は1泊1枠3500円。この料金には電源と水道、ゴミ処理に加え、隣接する「道の駅 保田小学校」の入浴施設「里の小湯」の入浴料まで含まれており、非常にお得です。ドッグランと無料Wi-Fiもあり、リードを使用すればペットの同伴も可能です(入店不可のエリアあり)。

 注意したいのは受付時間で、チェックインは12時から17時まで。予約は電話のみで、当日17時までに済ませる必要があります。なお、周辺には鋸山や日本寺がありますが、町側から山頂へ抜ける林道(元名金谷線)は通行止めが案内されているため、翌朝の観光には経路確認が欠かせません。

 続いて、睦沢町の「道の駅むつざわ つどいの郷」。こちらは2025年10月に有料・予約制の車中泊スペースを新設しました。電源付きの大型区画(3980円/8区画)と、電源なしの小型区画(1540円/8区画)から選べます。

 いずれも1区画1泊につき1名が、天然温泉「つどいの湯」を無料で利用可能。ゴミも10Lまで受け入れています。半径200mほどの徒歩圏内にスーパーやコンビニ、ホームセンターまで揃う抜群の利便性も心強いポイントです。ただし、予約は当面の間、休日と休前日のみの受け付けとされています。

“無人チェックイン”できる「駅」とは? ただしゴミ処理ルールは要確認

 では、群馬県まで足を延ばすとどうでしょうか。

 みなかみ町の「道の駅たくみの里」に併設されたRVパークは、1泊1台3000円(3台分)。電源と水道が無料で、ゴミも指定袋1つ分まで無料で処理してもらえます。さらに、クルマで7分ほどの場所にある日帰り温泉「奥平温泉 遊神館」の入浴チケットが5名分まで付いてきます(入湯税は別途、木曜定休)。里山での木工や和紙作り体験も魅力です。

 標高813mに位置し、冷涼な気候を誇るのが片品村の「道の駅尾瀬かたしな」。こちらのRVパークも3台分で、料金は1泊1台3000円〜3500円(特定日は加算あり)。電源と水道は無料で、燃えるゴミ(指定袋1つ分)の処理も無料ですが、燃えないゴミは持ち帰りです。直売所前で名水百選の湧き水を汲めるほか、徒歩5分で「ほっこりの湯」に入浴できます。

 少し毛色が違うのが、吉岡町の「RVパークsmart 道の駅よしおか温泉」です。こちらは完全無人管理方式を採用しており、予約も支払いもオンラインで完結。発行されたバーコードを現地の読み取り機にかざしてチェックインするスマートな仕組みです。料金は全日3500円(2車室)で、利用時間は11時から翌日9時まで。当日の23時までネット予約が可能という身軽さが魅力ですが、ゴミ処理は不可となっています。

 このように、公式に泊まれる区画であっても、設備の規模は2台から16台までと幅広く、ゴミを無料で処理できる施設もあれば不可の施設もあります。料金や予約条件は頻繁に変わることもあるため、出発前には必ず各施設の公式Webサイトや予約ページで、最新のルールを確かめておきましょう。