ミサイル車両も運べる斬新スタイルの自衛隊MSV「あかね」横浜でお披露目! 配備先は鹿児島県!?

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2026年9月17日、自衛隊海上輸送群向けの新型艇「あかね」が進水しました。大型ミサイル車両も搭載可能な特殊構造を持つこの新型艇のスペックや、今後の奄美大島への配備計画を解説します。

自衛隊の新型「あかね」が進水! 初採用の特殊構造とは

 神奈川県横浜市にあるJMU(ジャパン マリンユナイテッド)横浜事業所磯子工場において2026年9月17日(木)、防衛省・自衛隊向けに新規建造された輸送艇の命名・進水式が実施されました。

「あかね」と命名された同艇は、陸海空の共同部隊として編成された「自衛隊海上輸送群」に配備予定の装備で、これまで「機動舟艇」と呼ばれてきたものです。略称は「MSV」で、防衛省・自衛隊は同型艇を4隻取得する計画です。

 船体サイズは全長約35m、幅約8m、深さ約3m、喫水約1.5mで、基準排水量は150トン。駆動方式はディーゼル駆動によるウォータージェット推進(軸馬力5700kW)で、速力は18ノット(約33.3km/h)です。

 2025年5月に開催された防衛装備展示会「DSEI Japan 2025」にて、JMUが展示した模型のスペック(全長約30m、20ノット以上)と比較すると、より大型化し実戦的な調整が加えられたことがうかがえます。

 船体には「トリバウ・ハル」と呼ばれる特殊な構造を採用。これにより広大な車両搭載デッキを確保しており、重量級車両2両の搭載が可能です。今年(2026年)初頭に公開されたイメージ画像では、03式中距離地対空誘導弾(中SAM)の発射装置らしき8輪式の重車両2台が積載された状態でした。

 このたび進水した「あかね」は今後、艤装や各種試験を実施したのち、今年度末(2027年3月)に完成、自衛隊海上輸送群へ引き渡される予定です。

 なお、配備計画については、今年度末までに海上輸送隊(約20名、輸送艇1隻)を、鹿児島県にある海上自衛隊奄美基地(瀬戸内町)に新編。来年度(2027年度)には3隻を追加し、計4隻の輸送艇が奄美大島を拠点に運用されるとしています。

 拠点となる古仁屋港(須手地区)の自衛隊専用ふ頭は2032年度末の完成を目指しており、それまでは港内の既存岸壁を暫定的な係留場所として活用する方針です。