筑波山ケーブルカーに72年ぶりとなる新車両が登場します。
72年ぶりの全体の車両更新へ
京成グループの筑波観光鉄道は2026年9月11日、筑波山ケーブルカーに新車両を導入すると発表しました。
客車だけでなく台車部分を含めた全体の車両更新は、1954年以来、72年ぶりとなります。安全で快適な輸送サービスを提供し、より多くのお客様にご利用いただきやすい環境を整える狙いがあります。
外装デザインと客車製造はスイスのキャビンメーカーであるCWA社が手掛け、欧州風の洗練されたデザインが採用されるといいます。車体カラーは、筑波山の自然をモチーフにした紫と、筑波山神社の神橋や紅葉を表現した赤の2種類が用意されます。
新車両は景色を楽しめる大型ガラスや前方座席を備えるほか、扉の開口部を現行より広げてスムーズな乗降を可能にします。新しいケーブルカーの運行開始は、2027年2月を予定しているとしています。
筑波山観光鉄道は大正時代の1925年1月に筑波山鋼索鉄道として開業しましたが、戦時中に不要不急路線として一時廃止、戦後に復活した際に導入されたのが現在の車両です。以来、客車のリニューアルなどを繰り返してきました。このため。戦後の再開業以来の新型車両導入となります。大正期の技術を駆使して建設された線路やトンネルなどは「土木学会選奨土木遺産」にも選ばれています。