岩手県を走る国道4号で、かねてから課題となっていたふたつの交差点の改良工事が完了しました。どのように改修されたのでしょうか。
「トの字」と「逆・トの字」 2つの交差点を集約
岩手河川国道事務所は2026年8月31日、事業を進めてきた国道4号「川久保交差点改良事業」の全工事が完了したと公式Xを通じて発表しました。本事業によって、ともに国道4号へ至るふたつの交差点が“合体”しました。
川久保交差点改良事業は盛岡市内を走る国道4号のうち、県道盛岡環状線が分岐する川久保交差点から、県立盛岡第四高校のある東側より道路が伸びてくる四高入口交差点までを、周辺道路と一体で改修するものです。後者はこれまで、スーパーマーケット「ビッグハウス川久保店」に面する「ト」の字型の交差点でした。
一方で、川久保交差点と四高入口交差点のあいだには、西から伸びる別の市道が国道4号と「ト」の鏡文字のような形でつながる交差点も存在しました。こちらは信号がなく、また四高入口交差点とは独立した交差点という扱いでした。
この信号のない交差点と四高入口交差点の周りでは、かねてより事故が多発していました。特に信号のない交差点では、市道から左折する車両と国道4号の直進車両が出会い頭に衝突する事故が頻発。また、四高入口交差点には南北の両車線とも右折レーンがなかったため、右折車による混雑や追突事故の原因にもなっていました。
そこで、本事業では主に「市道の付け替え」「右折レーンの設置」を軸に安全対策が進められました。
まず前者については、新たに四高入口交差点から西へ伸びる市道を整備して、信号のない交差点へ至る道路から国道4号への接続路を付け替え。これにより四高入口交差点をやや変則的ながら十字状へ改修しました。あわせて、これまで使われていた信号のない交差点は廃止に(今後、歩道となる予定)。また国道4号の車線には、両方向に右折レーンが追加されました。
岩手河川国道事務所の投稿には、「(スーパーへ入る)右折車がしょっちゅう滞留して、細かい渋滞が頻発していたんだよね。反対側も左へ行きたい車両が時々詰まってしまい、実質1車線の状態だった」「(右折車を)避けようとするクルマもいて、無理な車線変更に危ないと感じることがあった。(改良により)良くなったと思う」といったコメントも寄せられています。