ベルギーもインファンティーノ会長再選を支持せず…W杯での“出場停止猶予問題”の説明を要求

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 ベルギーサッカー協会(RBFA)は7日、国際サッカー連盟(FIFA)のジャンニ・インファンティーノ会長の再選を支持しない方針を明かした。

 FIFA会長選挙を来年3月に変える中、再選を目指すインファンティーノ会長への逆風が続いている。FIFAワールドカップを含む主要大会に関する一部株式を民間投資家に売却するというFIFAフォワード・エンタープライズ(FFE)設立計画が大きな反発を受けたほか、欧州サッカー連盟(UEFA)事務局長時代に女性職員と愛人関係となり多額の退職金を支払ったスキャンダルも暴露されるなど、求心力は低下し続ける一方だ。

 UEFAが会長選挙での対抗馬擁立や刑事告訴を検討している一方、FIFAは「4月に発表したとおり、FIFAの会長は2027年に再選出馬する。何も変わっていない。インファンティーノ氏は立候補する予定だ」と発表。すでに複数の欧州の加盟協会がインファンティーノ会長の不支持を表明しているが、RBFAもFFE設立計画をめぐる混乱や、FIFAワールドカップ2026大会期間中に下された異例の裁定に関する説明が不十分であることから、立候補を支持しない方針を明かした。

 RBFAは、大きな反発を受けて頓挫したFFE設立計画について「いくつかの重要な決定や試算について、その根拠や意思決定プロセスに関する十分な説明がこれまでなされていない。これはプロセスの透明性やガバナンスに対する懸念を招くものだ」と指摘した上で、今後もUEFAとともに意思決定プロセスや今後の対応について明確な説明を求めていく姿勢を改めて示している。

 また、RBFAが当事者となったアメリカ代表FWフォラリン・バログンに対する出場停止猶予についても言及。FIFAワールドカップ2026・ラウンド32のボスニア・ヘルツェゴビナ戦にて、同選手はビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)のオンフィールド・レビューを経て一発退場となったが、ラウンド16のベルギー戦が対象となっていた出場停止処分について、FIFAは1年間の猶予を与えることを決めた。この件については、開催国であるアメリカ合衆国のドナルド・トランプ大統領から働きかけがあったことも明らかになるなど、大きな物議を醸している。

 RBFAは当該事案について「重要な疑問が未解決のまま残っている」と前置きしつつ、決定に関する明確な説明と今後同じような事態が発生した場合の対処法についての明確化を強く求めてきたが、FIFAから未だ納得のいく回答が得られていないと指摘。来月15日に開催されるFIFA理事会において、同事案を議題に追加するよう要請したことを明かしている。