東京駅の「地下ダンジョン」さらに進化! 直結する巨大複合施設がいよいよ開業へ “路地裏文化”も発展的に継承

好業績迎える日本の尖った業界

東京駅に地下で直結する大規模複合再開発「TOFROM YAESU TOWER(トフロム八重洲 タワー)」が、2026年9月10日(木)に開業します。

「トフロム八重洲 タワー」2026年9月10日(木)に開業

 東京駅に地下で直結する大規模複合再開発「TOFROM YAESU TOWER(トフロム八重洲 タワー)」が、2026年9月10日(木)に開業します。再開発組合の一員として参画している東京建物は2026年9月7日、同施設の内覧会を開催しました。

「TOFROM YAESU」は、東京駅前八重洲一丁目東B地区市街地再開発事業として整備された複合施設で、高さ約250m・地上51階建ての「TOFROM YAESU TOWER」と、10階建ての「TOFROM YAESU THE FRONT」の2棟で構成されます。

 オフィスや68店舗の商業施設に加え、劇場・カンファレンス施設、医療施設、高速バスターミナルなどを備え、ヤエチカ(八重洲地下街)を介して東京駅に直結しています。

 さらに施設内には「八重洲通り」「八重洲仲通り」「外堀通り」「さくら通り」という周辺の通りを結ぶ3本の通路が整備され、八重洲エリア全体の回遊性が向上します。

 すでに事業の参加組合員として参画している都市再生機構(UR)が整備し、京王電鉄バスが運営する「バスターミナル東京八重洲」の第2期エリア(地下A)が、2026年3月に開業しました。今後、2029年に予定されている第3期開業後は、全体で20バース、約2万1000平方メートルにおよぶ国内最大級の高速バスターミナルとなる予定です。

 また、東京駅前では初めてとなる約800席の段床式劇場「東京建物 ぴあ シアター&カンファレンス」が2026年5月にプレオープンしました。これにより、同エリアで不足している文化発信拠点を補完します。

 商業エリアは「TOFROM YAESU THE FRONT」の地下階から地上2階と、「TOFROM YAESU TOWER」の地下階から地上4階までの合計約6000平方メートル。再開発前の八重洲エリアは、各店舗が路地に面して店を構える界隈性が地域の特徴でもありました。

「TOFROM YAESU」では、一般的な商業施設のように人を建物内に誘引し、内部で回遊させる構造ではなく、店舗を路面側に配置した「外向き」の施設計画となっていることが特徴です。低層部は外壁に凹凸を設けたり、隙間を空けて店舗を積み上げる構成とすることで、小規模な建物や路面店が密集していた地域の特徴が表現されています。

 これにより、かつての路地裏文化を現代的に発展させ、界隈性を失った「どこにでもある再開発ビル」にならないようなデザインとなっています。

 また、施設内には嘉永3年(1850年)創業の「割烹 島村」やジャンボ餃子が看板メニューの「TaiKouRou Tokyo」、「唐人飯店」など、八重洲発祥の名店も入っています。

 施設内にはこのほか、再開発エリアの旧町名である「檜物町(ひものちょう)」に由来する約1200平方メートルの広場空間「檜物町スクエア」が整備され、イベント会場としての活用も想定されています。