【北京時事】中国の国有金融機関8社は6日、最大で計3600億元(約8兆4000億円)の資本増強計画を発表した。政府が近く特別国債を発行する予定で、銀行、保険、政策金融への一斉支援は異例。不動産不況で金融機関の不良債権が膨らむ懸念が強まる中、自己資本を厚くし、金融危機に発展するのを防ぐ。
李強首相は3月の全国人民代表大会で、特別国債3000億元を発行して国有大手行に公的資金を注入する方針を示していた。今回は支援対象を保険にも拡大。財政省が特別国債を予定通り発行するほか、残る600億元をたばこ関連の国有企業などが負担する。
銀行3行の増資は計2900億元。このうち中国工商銀行が1000億元、中国農業銀行が1600億元の株式を新たに発行し、財政省などが引き受ける。政府は中国輸出入銀行にも300億元を注入。中国人民保険など保険5社へは計700億元を充てる。