SixTONESの松村北斗が3日、都内で行われた映画『白鳥とコウモリ』公開前夜祭舞台挨拶に、共演の今田美桜、柄本佑、吉田羊、メガホンをとった岸善幸監督とともに登壇した。今田に優しさを感じたエピソードを明かした。
◆松村北斗、今田美桜の優しさに感謝
初共演の現場から宣伝期間を経て、お互いのバディとしての新たな一面が見えたと感じた瞬間はあるか尋ねられると、一瞬の静寂ののち、松村は「山ほどたくさんあって、どれが一番いいエピソードかなって…。えーっと、どうしたもんかな」と悩んで会場の笑いを誘いつつ、「正直、一緒に撮った日数はそんなに多くなくて、取材でいろいろ聞いていただくことに答えるエピソード数が正直少ないなというのはお互いわかっていて、ものによっては“これしかないよね”というのがあったときに、口火を切ったほうが早い者勝ちで取れるじゃないですか。(今田は)絶対に口火を切らずに譲ってくれる。絶対に譲ってくれるので、同じエピソードを僕が何度もいろんなところで喋ってます(笑)。優しいんですよ本当に」と感謝。譲っている自覚はあるかと尋ねられた今田は「そんなになかったですけど(笑)、結果、同じエピソードになっちゃいますけどね。(松村の)あとに喋ったとしても(笑)」と笑った。
また、演出について話をしていた岸監督が「僕もそうですけど、毎回新しい題材、新しいテーマで演出をするので、俳優の方々も新しい役に挑戦すると思うので、できれば相談して、わかり合って撮影ができるとスムーズかなと思い、いろいろとお話をさせていただいて、本当はプライベートのお話をしたかったんですけど、なかなかそういう機会がなくて…。今田さんが好きな食べ物の話とかはちょっとだけしましたけど、あとは作品のためだけに話をさせてもらいました」とコメント。好きな食べ物は何かと問われた今田は「とにかく辛いもの。疲れたら無性に辛いものが食べたくなりまして、特に大好きなのが白身魚を山椒と赤唐辛子と青唐辛子でオイル漬けになっている食べ物があるんです。それを無性に食べたくなるので、そういう話をした気がします」と打ち明けた。
◆今田美桜、撮影中に印象的だった柄本佑の行動
スクリーンで注目してほしいシーンを聞かれると、松村は「いろんなところで喫茶店のシーンを推していたんですけど、改めて考えると、周りも静かで、決して喫茶店の店内がガヤガヤしてる雰囲気でもなく、2人の距離も近いし、相手に聞かせるというか自分で喋るからどんどんボリュームとかも変わっていく。あのお芝居はこのレベルのスピーカーであったりとか、こういう状況で感じながら観てほしいなって思いましたね」とおすすめした。
今田は「いろんなシーンで(柄本が演じる事件を追う警視庁捜査一課の刑事)五代さんはお茶を飲んでるんです(笑)」と回答。これに柄本は「出されたお茶は絶対に飲むって決めてたんです」と明かし、今田は「私はそれを、柄本さんと初めてご一緒するシーンで、第一声がそれだったんです。『僕は今回、毎回お茶を飲むチャレンジをしてる』っていうのを(笑)。すごく印象的で、改めて完成を観た時に“それも見なきゃ”と思って、どれほど飲んでらっしゃるんだろうと思って見たら、(だされたお茶を)必ず飲んでらっしゃって(笑)」と笑顔で明かした。
柄本は「五代は、人物設計みたいなものがないわけではないんですけど、割と自由な部分が大きくて、そんな中で自分の設定で“出されたお茶は飲む”ってことをどこかで決めていたんですけど、1シーンだけ出されたものを飲めてないシーンがありますので、それは2回目以降で楽しんでもらえればいいかな。今日はとりあえずあるものを観よう」と呼びかけた。これに岸監督は「ちょっとだけ補足していいですか?この作品を作る上で、実際に元刑事の方に警察監修に入っていただいたんですけど、調べに行った先で出されるお茶には手をつけないことが多いらしいんですよ。それで、佑さんがお茶を飲んでいたので、“まあ、いっちゃえ”と思ってたんですけど、東野先生がプロデューサーに『五代はお茶を飲む刑事なんです』ってあとで聞かされて、(柄本が)正解だったんです」と告白すると、柄本は「マジで!?俺全然知らなかった!」と目を丸くした。
◆映画「白鳥とコウモリ」
原作は、累計発行部数1億部以上のベストセラー作家でミステリー界の巨匠・東野さんの同名小説にして、新たなる最高傑作。「白夜行」「手紙」の系譜を受け継いだ本作は、ミステリーの枠を超え、【罪と罰】という核心的なテーマを重厚な物語で描く。