SixTONESの松村北斗と女優の今田美桜が3日、都内で行われた映画『白鳥とコウモリ』公開前夜祭舞台挨拶に、共演の柄本佑、吉田羊、メガホンをとった岸善幸監督とともに登壇した。7月に大腸がんのため亡くなった原作・東野圭吾さんが本作を観た後の反応が明かされ、感謝を語った。
◆松村北斗&今田美桜、映画公開前に胸を躍らせる
原作は、累計発行部数1億部以上のベストセラー作家でミステリー界の巨匠・東野さんの同名小説にして、新たなる最高傑作。「白夜行」「手紙」の系譜を受け継いだ本作は、ミステリーの枠を超え、【罪と罰】という核心的なテーマを重厚な物語で描く。
公開を前日に控えての心境を尋ねられると、容疑者の息子・倉木和真役を演じる松村は「この映画は、もちろんミステリーということで物語の展開を知っていくのが目的で観ることもできますし、物事には白と黒があるけれども、それに伴う感情はずっとグレーかもしれないというものを僕は感じていて、そういうものってもしかしたら、観てくれた人にとっては救いだったり、いま自分を否定していることを肯定できるチャンスになるかもなと思うので、1人ずつ日本中が救われていくかもしれないなという期待があるので、とにかく公開してたくさんの方に観てもらうチャンスが始まることが本当に嬉しいですね」と期待に胸を躍らせた。
被害者の娘・白石美令役を演じる今田は「平日の夜なのにこんなにもたくさんの方に来ていただけたことが本当に嬉しいですし、撮影が終わって宣伝期間を重ねまして、いよいよ前夜というところで、私自身ワクワクしておりますし、こうして皆さまに早く観ていただきたいという思いでいっぱいです」と笑顔を見せた。
◆松村北斗&今田美桜、東野圭吾さんからの言葉に感謝
東野さんが本作を試写で観終えた際に、原作の出版社の方に「ラストシーンがとても素晴らしかった」と言っていたということが明かされると、その感想を初めて聞いたという松村は「言葉にまとまってないんで支離滅裂かもしれないんですけど、そこまで集中してこの作品を観てくれていたことをすごく嬉しく思いますし、ラストシーンに向けて少しずつ積み重ねていっている感覚があるので、ラストシーンが一番よかったと言っていただけるのは最大の安心だし、この作品の親である原作者の方にとっていい映画だったっていうことが、いろんな成功というか安心の種類ありますけど、1つの種類として最大の安心で賛辞だなと思い、とにかく感謝とお礼を伝えたいなという思いです」と感慨深げに語った。
同じく初めて聞いたという今田は「驚きすぎてすみません。観ていただいたことにすごく嬉しく思いますし、松村さんもおっしゃってましたけど、最後のシーンというのは美令にとってはすごく複雑な感情になる場面でもあり、希望になるシーンでもありというところで、私自身も大切に撮影させていただいていたので、そういうお言葉をいただけてすごく嬉しいです。感謝申し上げます。ありがとうございます」と神妙な面持ちでコメントした。