トッテナム・ホットスパーは9月1日、チェルシーから元ウクライナ代表FWミハイロ・ムドリクがレンタル移籍加入することを発表した。
クラブからの発表によると、レンタル移籍期間は2026-27シーズン終了時までの1年間。イギリスメディア『BBC』によると、今回のレンタル移籍契約には買い取りオプションも付いているという。完全移籍移行時の移籍金は7500万ポンド(約162億円)の見通しと報じられた。
ムドリクは2001年1月5日生まれの現在25歳。母国のシャフタール・ドネツクのアカデミー出身で、2018年11月、17歳にしてトップチームデビューを飾った。以降は国内で2度のレンタル移籍も経験。2022-23シーズンのウクライナ・プレミアリーグではわずか半年間で12試合出場7ゴール6アシストと驚異的な得点関与数を記録。アーセナル移籍も取り沙汰されたものの、シーズン途中の2023年1月、7000万ユーロ(約128億円)の移籍金にボーナス3000万ユーロ(約55億円)のオプションが付帯する契約で、チェルシーへ完全移籍した。
チェルシーでは2年目となった2023-24シーズンに背番号10を託されるなど、大きな期待を寄せられたが、公式戦73試合の出場で10ゴール11アシストと、トップパフォーマンスを発揮するには至らず。2024年12月には、尿検査で禁止薬物が検出されたことが明らかとなり、暫定的に4年間の出場停止処分を受けていたが、今年7月31日には、イングランドサッカー協会(FA)より同処分が解除されたことが発表されていた。
2024年11月を最後に公式戦の出場機会はない中、競技復帰を果たした最初のシーズンは、トッテナム・ホットスパーで過ごすことを決意。同クラブを率いるロベルト・デ・ゼルビ監督は、およそ1年間と短い期間ではあったものの、かつてシャフタール・ドネツクでムドリクと共闘した経験を持つ。
レンタル移籍加入に際し、ムドリクはトッテナム・ホットスパーを通して、次のように意気込みを明かした。
「素晴らしい気分だ。このクラブでトレーニングを始め、プレーできるのが待ちきれない。ロベルト・デ・ゼルビ監督との再会にも、とてもワクワクしている」
「僕はスピードとクリエイティビティーを兼ね備えた選手であり、攻撃面でも守備面でもチームに貢献したいと思っている。ファンの皆さんをワクワクさせたい。ここには優れた選手たちが揃っており、強力なチームだと感じている。彼らと共にピッチに立ち、特別な瞬間を分かち合えることを楽しみにしている」
また、デ・ゼルビ監督も、次のような言葉でムドリクを歓迎した。
「ミシャのキャリア初期に一緒に仕事をした経験から、彼がチームに何をもたらしてくれるか、私はよく分かっている。彼はスピード、そして1対1の局面での能力により、試合の流れを変えることができる。攻撃面でエキサイティングな才能の持ち主だ」
「私はミシャに多くのことを求めるつもりだ。そして、彼が最高の姿を見つけられるよう手助けするのが我々の仕事だ。それができれば、彼は我々にとって非常に重要な選手になるだろう。彼がここに来ることを選んでくれたことを大変嬉しく思うし、再び彼と仕事ができるのが待ちきれない」
【動画】ムドリクが新天地での意気込みを語る!