アメリカ南方軍は2026年8月29日、エクアドル沖で麻薬の海上密輸のために運用されていた浮体式給油ステーションを拿捕した後、破壊したと発表しました。
カルテルの海上基地を破壊
アメリカ南方軍は2026年8月29日、エクアドル沖で麻薬の海上密輸のために運用されていた浮体式給油ステーションを拿捕した後、破壊したと発表しました。
南米のコロンビアやエクアドルで生産されたコカインがアメリカに持ち込まれる密輸ルートはいくつかあります。そのひとつが海路を使ってメキシコへ密輸した後、メキシコのカルテルを経由し、陸路または海路でアメリカへ運び込むルートです。
その際、海上での給油や、別の密輸船や半潜水艇への積み替え作業が行われるケースがあり、こうした活動に活用されているのが、給油船を中核とした浮体式給油ステーションです。
今回破壊された給油船は、東太平洋の公海上で違法な洋上麻薬密輸活動を支援する「洋上給油基地」として運用されていたとして、アメリカ財務省の制裁対象として特定・指定されていた船舶です。また、武装麻薬テロ組織「ロス・チョネロス(Los Choneros)」を支援するために活動していたことが確認されていました。
拿捕作戦は、エクアドル政府の協力を得て実施されました。ドック型揚陸艦「サンアントニオ」から出動したアメリカ海兵隊員と海軍水兵が給油船に乗り込み、捜索・検査を行ったうえで、乗組員を拘束し、エクアドルまで移送しました。
その後、船舶の安全確認をした後、アメリカ軍の攻撃により、同船は沈められました。アメリカ南方軍は今回の作戦を「本日の作戦は、対カルテル連合が、アメリカの地域社会に流入する危険な薬物の密輸を可能にしてきた、巧妙かつ秘密裏に行われる麻薬テロ組織の戦術と能力を解体する力を、まざまざと示すものです」と発表しています。
【なんて火力だ…】拿捕後の給油ステーションを徹底的に破壊するアメリカ軍(動画)