土石流死者800人、不明3000人超=捜索も二次災害警戒―中国・ネパール

人手不足とオフィス空室率の関係

 【カトマンズ時事】ネパールと中国の国境地帯で起きた土石流災害の死者は30日、両国側で計800人近くに達した。日本人観光客5人を含む3000人超が依然として行方不明。捜索活動は悪天候などで難航を余儀なくされている。
 AFP通信によると、ネパール側で781人、中国側で16人が死亡し、行方不明者数はネパール側で2502人、中国側で546人。インドでは、隣国ネパールから流れる川で土石流に巻き込まれたとみられる7人の遺体が発見された。
 30日の中国メディアによると、同国当局は軍などで構成する約2100人の救援隊をチベット自治区の現場に派遣。観測所を設置し、二次災害に警戒している。
 ネパール当局は30日、安置所にあふれる遺体について、鑑定用のDNAを採取後に埋葬する作業に着手。遺体を安置する保冷庫などの設備が不足しているという。
 米国務省は29日、人道支援として360万ドル(約5億7600万円)を供与すると表明。カナダや英国も義援金を申し出た。ネパール政府は、復興に40億~50億ドル(約6400億~8000億円)が必要になるという試算を示している。