旧式ヘリが「迎撃機」に生まれ変わった!? ウクライナが旧ソ連機を“ドローン母機”として再活用する衝撃の戦術

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ウクライナ軍は半世紀前に生まれた輸送ヘリに多数の迎撃ドローンを搭載し、ロシアの長距離ドローン狩りに投入していることが映像で確認されました。

ウクライナで広まる空対空ドローン迎撃戦闘

 ウクライナ軍がMi-8ヘリコプターに迎撃ドローンを搭載し、ロシア軍の長距離攻撃ドローン「シャヘド」の迎撃に投入していることが明らかになりました。2026年8月24日、独立記念日にあわせたゼレンスキー大統領のビデオ演説のなかで、迎撃ドローンを発射する映像が含まれていました。

 Mi-8は、旧ソ連で1960年代に開発された中型輸送ヘリコプターです。基本設計が古い機体ながら、堅牢な構造と汎用性の高さが特徴であり、現在も旧東側諸国を中心に使用が続けられています。輸送任務のほか、機体側面に武装ラックを追加した簡易攻撃型も存在します。

 公開された映像からは、機体右側の武装ラックに3~4基の迎撃ドローン用ガイドレールを装備していることが確認できます。搭載している迎撃ドローンは国産の「LITAVR」だと思われます。LITAVRは射程40km、速度350km/hを発揮できる高速迎撃ドローンです。

 迎撃ドローンは基本的に地上発射型ですが、ヘリ搭載とすることで迎撃範囲が広がり、また空中発射により運動・位置エネルギーが加算され、より能動的で効率的な迎撃が可能になると考えられています。

 ウクライナでは今年4月にも、An-28輸送機に迎撃ドローンを搭載し、「シャヘド」迎撃に用いた事例が確認されており、小型輸送機や輸送ヘリを簡易迎撃機とする戦術が広がっていることがうかがえます。