欧州サッカー連盟(UEFA)が、国際サッカー連盟(FIFA)のジャンニ・インファンティーノ会長に対する刑事告訴を準備している模様だ。現地時間27日、イギリス紙『ガーディアン』が伝えている。
インファンティーノ会長は、ワールドカップの権利を管理するために新会社『FIFAフォワード・エンタープライズ(FFE)』の設立を検討。ワールドカップの権益を民間投資家に売却する計画を立てていた。しかし、UEFAをはじめとする世界各国のサッカー関係者から反発を受け、同計画を公表してからわずか4日後に撤回。「望まない分断を生んだ」として謝罪していた。
『ガーディアン』は「UEFAは、失敗に終わったワールドカップ売却計画におけるインファンティーノ会長の役割を『犯罪的な経営上の過失』として法的訴訟を起こす準備を進めている」と報道。さらに、FIFAは新会社のFFEを約200億ドル(約3兆2000億円)という評価額で売却しようとしていた模様で、UEFAはこれを「馬鹿げた低評価額」(『ガーディアン』報道)と断じている。
同紙は、FIFAの売却資料には評価プロセスに関する情報や競争入札の証拠が一切含まれていなかったということも伝えている。UEFAは、FIFAがワールドカップを破格の値段で売り飛ばそうとしていたのかどうかを突き止めるべく、インファンティーノ会長の刑事告訴に踏み切る意向だという。