FC町田ゼルビアに所属する日本代表FW小川航基の加入記者会見が行われた。
今月24日(月)、オランダ1部のNECから町田への完全移籍が発表された。3シーズン在籍したNECでは公式戦92試合に出場し、33得点6アシストを記録。2024年以降は日本代表にも定着し、今夏行われたFIFAワールドカップ2026にも出場した。グループステージ第1節のオランダ代表戦では、終了間際に得意のヘディングで鎌田大地の同点ゴールをお膳立てしている。小川にとっては、横浜FCに所属していた2023年以来、3年ぶりのJリーグ復帰となった。
小川は「このクラブに来ることができてすごく嬉しいですし、優勝を目標に頑張っていきたいと思います」と挨拶。町田での背番号は9に決定した。会見に同席した原靖フットボールダイレクターは「ワールドカップに出場し、引き続きワールドカップ及び日本代表入りを目指す志の高い小川選手が加入してくれました。優勝という目標に向かって頑張っていきたいという所存です」とコメントした。
現役の日本代表選手でもある小川は、なぜ町田移籍を決断したのか。「もう一度出たいと強く思いました」という自身初のワールドカップを経て、再び4年間のサイクルが始まる中で「ワールドカップに出るため。活躍するために帰ってきた」と語り、移籍の経緯や自身の考えについてこう明かした。
「皆さんが思っている以上に、僕自身は僕のことを一番に分かっています。どうやったら点が取れるのか。どういった状況にいたら、僕が輝けるのか。自分の持った選択肢の中でワールドカップに一番近いところを選びました」
「もちろんヨーロッパに残る選択肢も持っていました。ただ、持っている選択肢の中で、一番ワールドカップに近いのが町田だったというのが答えです。次回大会では33歳、どこのリーグにいても僕が得点を取らないといけない。僕がオランダに行った目的は、5大リーグに行くこととワールドカップに出ること。大きな目標を持ってオランダに行きました。例えば、いまヨーロッパで15点〜20点取っても行けて5大リーグの下位のチーム。僕は下位のチームで点を取れるタイプのストライカーなのか。5大リーグに行けたとしても、下位のチームだとおそらくカウンターサッカーになる。いろいろ考えましたけど、今までのキャリアをやってきて、そう考えました。自分が求められているところ、自分が生きるところでサッカーをした方が得点を取れると思います。どこでやっていても結局は得点を取らないと代表には呼ばれないですし、ワールドカップにも行けない。一番輝いて点が取れて、ワールドカップに近いところを考えた時に、町田だったと最終的に判断しました」
小川は25日(火)の練習からすでにチームに合流済み。「ちょっと暑さには慣れていないので、まずはそこから」とコンディションが万全というわけではないものの、早速デビューを飾る可能性もある。今週末のJ1第4節では、アウェイで水戸ホーリーホックと対戦。2019年に水戸に在籍した小川にとって、いきなりの古巣戦となる。原フットボールダイレクターは登録手続きが完了する見込みで「水戸戦に出場できます」と明言。小川も「(水戸のJ1初昇格は)めちゃくちゃ嬉しかったです。復帰戦が水戸戦かもしれないのは、縁を感じますね」と見据えた。
「僕自身、まだJリーグではそこまで結果や成績を残していないので、僕にとっても挑戦になります。このJリーグという舞台で、どこまで自分ができるのかすごく楽しみです」と小川。J1でのキャリアハイは、横浜FCに在籍した2023年のリーグ戦15試合6得点となっている。ワールドカップを経験したストライカーの加入が、開幕から3連勝と好スタートを切った町田にさらなる勢いをもたらすか、注目だ。
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