1970年代から活躍してきた汎用揚陸艇の後継となる新型艇の1番艇が、アメリカ海軍へ納入され、いよいよ世代交代が始まろうとしています。
オースタル社として初めての鋼製船体
造船大手オースタルUSAは2026年8月14日、アメリカ海軍に新型汎用揚陸艇LCU-1700級の最初の1隻目(LCU-1710)を納入しました。
LCU-1700級は、半世紀以上運用されてきた現在のLCU-1600級汎用揚陸艇の老朽化にともなって計画された後継艦です。揚陸艦に搭載し、人員や装備を上陸させるために使用します。
新型は全長42.4m、全幅9.4mでLCU-1600級とほぼ同サイズですが、これは本艇を収容する揚陸艦のウェルデッキの制限があるためです。
基本的なデザインも同様であり、船首に展開式のスロープ(バウランプ)を備え、海岸や岸壁へ車両を自走で揚陸させることが可能です。
オースタルUSAの資料によれば、積載量は約150トンで2両のM1A1戦車、または350名の武装した海兵隊員を搭載することができます(非武装の人員であれば最大400名が乗船可能)。乗員は14名です。最大速度は11ノット、巡航速度8ノットで1200海里(2200km)を航行できるとしています。
また、オースタルUSAはこれまでインディペンデンス級沿岸戦闘艦やスピアヘッド級遠征輸送艦など、アルミ船体の艦艇を建造してきましたが、今回のLCU-1700は初の鋼製船体の納入であり、同社は「当社の造船チームにとって大きな成果」であると述べています。
【動画】新型揚陸艇「LCU-1700」、海へ!