スペイン審判員技術委員会が新たな試み! AIが「物議を醸した判定」を選定→そのうちの一つで誤審発覚

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 スペイン審判員技術委員会(CTA)は、AI導入後初の公開分析を実施。選定された「物議を醸した判定」の一つが、誤審だったことを認めた。25日、スペイン紙『アス』が報じている。

 FIFAワールドカップ2026の影響が考慮されたことで、各クラブの消化試合数にばらつきがあるものの、第2節まで終了した2026-27シーズンのラ・リーガ。そんななかでCTAは、『Tiempo de Revisión(レビューの時間)』で、「物議を醸した判定」を公開分析。同番組は、今シーズンから「物議を醸した判定」の選定にAIを導入(従来はCTAに所属するメンバーが選定)したなかで、ピックアップされた5つの事象のうち、1つが誤審だったことを認めている。

 CTAは、『第2節 アトレティコ・マドリードvsビジャレアル』のロビン・ル・ノルマンの一発退場を始めとする4つの判定については、「審判が正しい判定を下した」と結論。一方で、『第2節 アスレティック・ビルバオvsセビージャ』のユーリ・ベルチチェに対するレッドカードは、「明らかな誤りだった」と誤審だったと述べた。

 当該の事象は、アスレティック・ビルバオのユーリが、自陣のボックス手前でセビージャのミゲル・シエラを倒したファールで、主審は「DOGSO」としてレッドカードを提示した。しかしCTAは公開分析にて、「ミゲル・シエラはボールをコントロールしようとしたものの、ボールは足元から大きく離れてしまった。ユーリが彼を倒したのはその後だった」としつつ、「シエラはボールをコントロールできていなかった」と「DOGSO」の要件を満たしていないと指摘。以上のことを踏まえ、「この判定は審判の誤り」で、「カードなしのフリーキック」が正解だったと示した。また、VAR(ビデオアシスタントレフェリー)に対しても、「VARはこれを是正するために進言すべきだった」と現場の判定を支持したのは誤りだったと付け加えている。

 なお同試合、エディン・テルジッチ新監督が率いるチームは、この開始11分の退場劇が響いて1-3と敗戦。勝つこと自体が大きな自信となる新体制の初陣を落としている。