大阪市で建設が進む鉄道新線「なにわ筋線」の総事業費は、6425億円に。
事業費は6425億円に
大阪市は2026年8月18日、市中心部を南北に縦断する鉄道新線「なにわ筋線」の総事業費が6425億円と試算されることを明らかにしました。市役所で開かれた大規模事業リスク管理会議で報告しました。
なにわ筋線は、大阪駅(うめきたエリア)からJR難波駅と南海の新今宮駅までを結ぶ総延長7.2kmの路線です。第三セクターの関西高速鉄道が整備し、JR西日本と南海電鉄が列車の運行を担います。関空や新大阪駅のアクセス改善、新大阪・大阪(梅田)・中之島・難波・新今宮・天王寺・関空を結ぶ新たな軸の形成などが期待されています。開業目標は従来と変わらず2031年春です。
今回の会合では、関西高速鉄道による試算結果が協議されました。従来の総事業費は約3300億円と見込まれていましたが、4月に同社が、物価や地価の上昇でほぼ倍増の6500億円に増えると明らかにしていました。その後の精査やコスト縮減により、今回の会合では6425億円に微減しています。
社会的利益の見込み額を建設費で割った費用便益比(B/C)は、2023年度の再評価時は「1.49」でしたが、今回の増額後も1を上回る「1.05」となり、事業継続は妥当と判断されました。
なお総事業費の試算は、物価上昇が今後も続くと最大1157億円、地価上昇などに伴う用地費も最大142億円さらに膨らむと見込まれています。