アストン・ヴィラを率いるウナイ・エメリ監督が、イングランド代表FWオリー・ワトキンスの去就が不透明であることを認めた。21日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。
昨シーズンのヨーロッパリーグ(EL)を制覇したアストン・ヴィラは、今夏に日本代表GK鈴木彩艶をはじめ、スイス代表MFヨハン・マンザンビやアルゼンチン代表FWアレハンドロ・ガルナチョらを獲得している一方、ベルギー代表MFユーリ・ティーレマンスやイングランド代表MFモーガン・ロジャーズ、同代表DFエズリ・コンサら主力選手たちが退団している。
そうしたなか、ワトキンスにも退団の可能性が浮上しており、アストン・ヴィラとしてはアル・ヒラルからの3850万ポンド(約83億円)ほどのオファーをすでに拒否するなど退団を望んでいないものの、同選手自身はサウジアラビアへの移籍を熱望している模様で、交渉は続いていることが予想されている。
23日のブライトンとのプレミアリーグ開幕節を前に、ワトキンスの状況について聞かれたエメリ監督は「彼に関しては問題がある。それは明らかなことだ」と去就が不透明となっていることを認めた。
「彼へのオファーはあったが、彼は我々の選手だ。売却は望んでいないけど、彼自身やクラブにとって良い選択肢であり、かつ代わりの選手を確保できるのであれば、状況は変わる可能性がある」
「彼はここにいるし、素晴らしいストライカーだ。我々は常に彼を信じ、支えてきた。彼は期待に応えてくれた。移籍市場が閉まるまであと10日ある。どうなるか見ていこう。彼は我々の選手だし、私は彼に満足している」
なお、ワトキンスが移籍を希望しているのかと問われたエメリ監督は「私は知らない。もしかすると、我々よりもあなた方の方が多くの情報を持っているのかもしれないね。サッカーの世界は変化し続けている。選手たちはプロフェッショナルだし、ワトキンスは我々の選手だ」と語るにとどめている。
なお、ワトキンスの退団に備えてアストン・ヴィラは、ビジャレアル時代にエメリ監督が指導したことがあるチェルシーに所属するセネガル代表FWニコラス・ジャクソンの獲得に関心を示している。
今夏はすでに、ロジャーズがイングランド人最高額となる1億1700万ポンド(約254億円)でチェルシーに加入した一方、ガルナチョが一定の条件を満たした場合に発動する買い取り義務条項が付帯するレンタル移籍でアストン・ヴィラに加入するなど、両クラブは良好な関係を築いているものの、チェルシーは売却候補に挙げているジャクソンを6500万ポンド(約141億円)と評価していることが障壁となることも予想されているが、果たしてアストン・ヴィラはワトキンスを売却してジャクソン獲得に向かうのだろうが。