【ニューデリー時事】小泉進次郎防衛相は20日(日本時間同)、インドの首都ニューデリーでシン国防相と会談した。インド太平洋地域の安定に向け、海洋安全保障分野の連携や防衛装備品を巡る協力を強化することを確認。自衛隊とインド軍の部隊交流拡充で一致した。
両氏は海洋安保協力に関する覚書に署名。インド海軍の機雷対処能力強化に資する装備移転や造船分野の共同開発について可能性を追求すると申し合わせた。シーレーン(海上交通路)安定のため、日印の造船所を修理やメンテナンスで相互活用する方針も示した。
小泉氏は会談で、日本政府が防衛装備移転三原則と運用指針を改定し、殺傷能力を持つ武器の輸出を原則的に解禁したことを説明。シン氏は防衛協力の深化に期待を示した。両氏は艦艇搭載用の通信アンテナ「ユニコーン」のインドへの早期輸出に向けて調整を進めることで合意した。
部隊交流に関しては、航空自衛隊とインド空軍が近く行う共同訓練「ヴィーア・ガーディアン」に空自の戦闘機が初参加することを確認した。
小泉氏は会談後、記者団の取材に応じ、中国の動向などを念頭に「日印が国際秩序を維持するために果たすべき責任と役割はますます大きくなっている」と語った。
〔写真説明〕日印防衛相会談=20日、ニューデリー
〔写真説明〕日印防衛相会談を終え、記者団の取材を受ける小泉進次郎防衛相(左から2人目)=20日、ニューデリー
〔写真説明〕会談を前にインドのシン国防相(左)と握手する小泉進次郎防衛相=20日、ニューデリー(AFP時事)
〔写真説明〕儀仗(ぎじょう)隊の出迎えを受ける小泉進次郎防衛相(左から2人目)=20日、ニューデリー