海自「空前の巨大戦闘艦」完成へ準備着々! 搭載予定の装備を日本に出荷する様子が公開 超強力なレーダーも

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初めて完全に統合された海上自衛隊のイージス・システム搭載艦(ASEV)1番艦向けシステムの検証試験が完了しました。

搭載するSPY-7レーダーのアンテナなどを日本へ出荷

 アメリカの大手防衛関連企業であるロッキード・マーティン社は2026年8月18日、初めて完全に統合された海上自衛隊のイージス・システム搭載艦(ASEV)1番艦向けシステムの検証試験が完了したと発表しました。あわせて、搭載するSPY-7レーダーなど、装備一式の出荷準備の様子も公開しました。

 イージス・システム搭載艦は、配備が中止された陸上配備型イージス・システム「イージス・アショア」の代替となる艦艇です。既に建造が始まっており、1番艦は2027年度末、2番艦は2028年度末の就役が予定されています。

 艦種記号はこれまでのイージス艦と同じ「DDG(ミサイル駆逐艦)」ではなく、「CG(ミサイル巡洋艦)」となることが明らかになっており、就役後は海上自衛隊で最大の水上戦闘艦となる見込みです。

 従来のイージス艦は、対空レーダーとしてSPY-1を搭載するのに対し、イージス・システム搭載艦は、アメリカ本土に配置されている弾道ミサイル探知用の「長距離識別レーダー(LRDR)」をベースに開発されたSPY-7レーダーを搭載します。SPY-7は、SPY-1の数倍とも言われる探知・追尾能力を持つとされています。

 このほど検証試験が完了した1番艦向けのシステムは、SPY-7レーダーのアンテナ全4面、艦載レーダー処理装置、電源・冷却装置、イージス戦闘システムの計算処理および表示装置で構成。現在、梱包など日本への出荷準備が行われており、今年度中に納入される予定となっています。

 今後、2番艦向けの構成品についても、アメリカ・ニュージャージー州モーレスタウンの生産試験センターで稼働試験が実施される予定です。

 なお、イージス・システム搭載艦の基準排水量は1万2000トン、速力は約30ノット(約55.6km/h)。動揺に強く、居住性を向上させる方針が示されています。乗組員は約240人となる見込みで、これまでのイージス艦より20%以上の省力化が図られます。